2012-01-01から1年間の記事一覧

高村薫「神の火」(上)(下)

うーん、よくわからん話だった。最近、こういう 感想が多くなったような気もするが、やっぱり、 よくわからない。すみません。 阿倍野の医科学専門書店で働く描写は楽しく読んだ。

根岸吉太郎「ヴィヨンの妻」

もうすぐオリンピックがはじまるので、せっせとDVD レコーダーに保存してあった映画を見て消去している。 ヴィヨンの妻は高校生の時に太宰を集中的に読んだ時の 文庫のタイトルだったから知っているが中身はまったく おぼえていない。トカトントンという…

メラリー・ロラン「オーケストラ!」

2009年のフランス映画だけど、フランス映画とは 思えない、喜劇なのか、なんとも奇妙なストーリー。 ユダヤあり、ロマもあり、ロシアの現在を喜劇的に展 開して、最後に泣かせる。チャイコフスキーのバイオ リン協奏曲を聞くのは久しぶり、LPは持って…

黒沢清「トウキョウソナタ」

日本、オランダ、香港の合作映画だそうだ。 映像の解釈がいろいろありそうな、脚本も一筋縄では いかないストーリー。リアリティのなさと、リアリティ のある「痛み」が余韻というか治癒せず続く、よかった とかよくなかったとは違うなんともいえない感じ。 …

高島屋美術画廊「広田稔展」

洋画の人気画家の「50冊のスケッチブック展」というのを見た。 ちょうど、本人が100号のキャンバスに生デッサンというか、 パフォーマンスをしていたので観ていた。画家の対象物、ここ ではモデルを見る力、観察する力、徹底的に見ながら線を引い てい…

76:フリージア満開

75:司馬さんの菜の花

司馬遼太郎の好きだった菜の花、だから菜の花忌という。

74:アイリスとスプレー菊

計測してみた

家から仁徳陵を一周すると4kmだった。半分歩いて、 半分走って、ストレッチして1時間コースだ。 一方、家の前の私鉄駅から隣りの駅まで750m、往復 して1500m、いつものように走ったら10分だった。 1kmを8分でと思っていたのでやっぱり速…

ヴァネッサ・レッドグレイブ「ジュリエットからの手紙」

レンタルショップでレッドグレイブの映画を見つけたので観る。 私の好きな映画「ジュリア」では堂々たる風格で、その後どうし ていたかと思いきや、いろいろ出演しているらしいが、ここでも 存在感はある。ストーリーはヴェローナの町の実話を引用して、 幸…

永作博美「八日目の蝉」

角田光代の「八日目の蝉」も読んでなく、 NHKTV版「八日目の蝉」も観てなくて、 映画版「八日目の蝉」をテレビで観た。 永作博美が素晴らしい。 小池栄子もよかったが、永作は泣ける。 ストーリーに難もあるが、もう永作を観て いるだけで良かった。

もうすぐ3カ月

走っているのには実は別の理由があるのだが、 ここではただ走っているだけで汗をかいてなか なか気持ちがいいと云おう。仁徳陵まで行って その一辺を走るようになってほぼ3km、歩い たり、ゆっくり走ったり、加速して走ったりで、 適当に楽しんでおり定着…

Jリーグ「セレッソ大阪VS浦和レッズ」

Jリーグ観戦は3回目。すこしづつサッカーの面白さも わかってきた。オフサイドもようやく理解できたように 思う。さて、昨日の試合は長居競技場にて、清武選手の 壮行会となる試合だった。清武はなかなか活躍しなかっ たが、セレモニーで香川選手が花束を…

高村薫「晴子情歌」(上)(下)

重厚な描写力というのだろうか。上巻はとにかく 読めない、ところどころ流し読みしたと白状して、 下巻になってようやくぐいぐい読みごたえが出て くる。この世界観が、続く「新リヤ王」「太陽を 曳く馬」で展開されるのだろう。なかなか読み進 めないのでW…

清水義範「龍馬の船」

清水義範はこんな本まで出していたんだ。 新幹線の中で一気読み。私たちは坂本龍馬のことは 司馬遼太郎の「竜馬がゆく」の龍馬だと思っている。 それを中心において、テレビの龍馬伝も他の本にで てくる龍馬も微調整しているように思う。これも船 大好き龍馬…

吉田拓郎「午後の天気」

拓郎の3年振りのオリジナルアルバムだそうで、 またまた習慣から買ってしまった。はじけるよ うな勢いはやっぱりなくて、重たい感じが詩に も曲にも感じてしまうのだが、よく考えてみる と66歳でこれだけのことができるのは、とて つもなく若くてパワーが…

丸谷才一「綾とりで天の川」

文春文庫の丸谷才一エッセイシリーズは、最近めっきり むつかしくなって、昔のように文庫化発売と同時に読む ことがなくなり、さて、どこまて買って読んだかわから なくなって、結局書店でも買わずじまいできている。 久しぶりの一冊、やっぱりむつかしい。…

鹿島茂「社長のためのマキアヴェリ入門」

私はビジネス書というのをほとんど読まないので、 塩野七生の「マキアヴェッリ語録」は、私がその意 図で読まなかったのにとても参考になった本だ。 あれからかなり年月も経て、書店で鹿島茂の文庫新 刊で、マキアヴェリが目に入ってきたので読んでみ た。こ…

川上弘美「溺レる」

やっかいな長編をこつこつ読んでいるので、 気晴らしに短編集。川上弘美は「センセイの 鞄」しか読んだことがないが、これは山田詠 美のようだな。

喫茶室COBU「第七回永島慎二遺作展」

永島慎二の遺作展に出かけた。これでひと区切るつけるとのこと。 くりかえしになるが、隠居漫画家になってからの線タッチが好き だった。油彩も水彩も銅版画も著作もみんな大事にしていこうと 目の前の「自画像」を眺めながら、コーヒーを飲んだ。 (許可を…

恩田陸「チョコレートコスモス」

ひさしぶりに面白い恩田陸を読んだ。 たしかに「ガラスの仮面」へのオマージュと いえばそのとおり。小さい声で云えばパクリ。 それでも一気に読んでしまった。三部作の1 作目らしく期待する。

はてなブログのこと

先日、この「はてなダイアリー」から新しい「はてなブログ」へ 移行してみましたが、なんだかよくわからないので、戻ってきま した。出戻り娘です。

中江祐司「ホテル・ハイビスカス」

劇中にアイリッシュバンドが出てくる沖縄の映画と思い、 もう10年以上前に観た映画を、レンタルで借りてきて 再び見たところまったくストーリーの記憶がなくアイリッ シュ音楽もなかった。「ナビイの恋」と間違えたようだ。

ウディ・アレン「ミッドナイト・イン・パリ」

昨日はなんばパークスシネマで好きなウディアレンを 観てきた。ウディアレンのヨーロッパ嗜好、芸術志向 がいやみなく表されていて楽しんだ。過去の有名芸術 家がいっぱい出てくるのだが、もうすこし絞って絡ん でくれたほうが散漫にならずよかったかな。 博…

安野光雅・河合隼雄「生きることはすごいこと」

安野光雅の気持ちが大きい人ってこともわかるけど、河合隼雄の ふところの深さは計りがたい。何を読んでも寛容力というか包容 力というか、関西人らしいのらりくらりしながら核心をはずさな い。村上春樹が会って話がしたかったというのもよくわかる。

島田裕巳「日本の10大新宗教」

ブックオフの100円棚でときどき普通では読まないよう な本をみつけて読んでみる。 宗教はいまのところ興味はないが、学生時代に読んだ高橋 和巳の「邪宗門」の題材となった「大本」の項を興味深く 読んだ、あくまでさわりだけど。 日本の宗教が仏教と神道…

28/50日目

50日目だか昨日今日と休養日、なんとなく腰、足がだるい。 2km弱15分と75mダッシュ2本最後に簡単なストレッチ がいまのところの定番。2kmは隣りの駅までの往復、75m はマンションの幅、直線。 大きく息が切れることはなくなったので、さて…

金環日食

出勤前の東向きマンションベランダから 雑誌BEPAL付録の眼鏡でくっきりと 見ました。

堤真一「プリンセス・トヨトミ」

テレビから録画してあった映画「プリンセス・ト ヨトミ」を観る。大阪の街、観光地がいっぱいで てきて楽しい、でも位置関係はむちゃくちゃ。東 京から見た大阪のイメージがワンパターンで、大 阪の作家万城目学の原作でもそうなのか、これで いいのか。(読…

中谷美紀「阪急電車」

去年の12月に文庫を読んで、こんどはその映画。 いまはこういう映画なんですね。本を読んだのを おさらいしているだけなんだけど、これはこれで いいのかな。うーん。 今津線沿線のよさをもうすこし紹介されてもよか ったなあ、宮本信子役がかっこいいにつ…