高村薫「マークスの山」

マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)
この有名な厚い本をようやく読了する。
踊る大捜査線が本庁と所轄の対比だとすれば、
これは本庁内のせめぎあい、その圧倒的な存在感。
LAコンフィデンシャルが近いか。
ぐいぐいと読み進め、しかし最後のあっけなさ、
動機の希薄さ・・・。それでも堪能した。