スティーブン・ダルドリー「リトル・ダンサー」

2000年イギリス映画。映画館の予告編を見

たことがあり、女の子たちに交じってダンス

レッスンをする変わった映画だなあと思って

いたが、20年後に見ることとなった。

子供の成長物語はどれも心を打つ。現実には

多くは成功しないことがわかっているが、映

画で夢を見る。こどもが育つ環境から飛び出

していく不安や勇気はサクセスストーリーに

なくてはならないものだ。

父親がいい、炭鉱夫の父は寡黙でじっと子供

を見ている、子供に来た手紙を勝手に読まな

い、子供から話してくるのを待っている。

ゲイの友達も大事だったし、ダンスの先生は

無私の指導者だった。

監督はスティーブン・ダルドリーという、ニ

コール・キッドマンの「めぐりあう時間たち

 トム・ハンクスの「ものすごくうるさくて、

ありえないほど近い」の監督、よく知らない

けど、大物らしい。

期待してなかっただけに、心に残る映画とな

った。いい映画だった。