2025-09-01から1ヶ月間の記事一覧
これはスマホで読んだのではない、本を 読んだのである。 小学生の時、月刊「少年」を購読してい て、鉄腕アトムの地上最大のロボットと いうのにはリアルタイムで(月1回なん だけど)ほんとにワクワクして読んだ、 ただの戦いものではないなにかがそこに …
1990年イタリア映画。「ニュー・シ ネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トル ナトーレ監督作品。 シチリアの老親がナポリ、ローマ、ミラ ノ他に住む子供に会いに押しかけていく、 でも子供は忙しく、また悩みを抱えてお り、親が期待している生き方をして…
吉田拓郎からタイトルを持ってきたのだ ろう、それで手に取ってしまう私もなさ けない。 不祥事でブランクがあった作者の作品を 久々に読む、さくさく読む、読める。 昭和のフォークを歌う少女も、王義之を 突然書く少年も唐突だけどまあそこはな んとかファ…
今年の暑中見舞状だった。 9✕9
踏切の向こう、線路の向こうになにがあ るのだろう。そういう絵をつくりたいの だなとすこし気づいたみたい。 20✕15
2025年の年賀状作品、いまごろ。 雪を立体的に見せたかった。 9✕9
ケヴィン・コスナーとポール・ニューマ ンというので見たのだが、2/3くらいか途 中の絵画を返しに行くところで、あれ、 これは見たことがあるぞと気づく。 調べたら2017年に見ていた、ショックを 隠せない。 ケヴィン・コスナーはいまひとつずれて いる、手…
門井慶喜はわかりやすくおもしろいので 暇なときについ手に取ることがある。で もわかりやすいのでひっかかる、歴史を おもしろく語るのでひっかかる、ひとつ のジャンルなんだからしょうがないんだ けどね。 堂島の米騒動、先物取引のからくりの少 しはわか…
明日からすこしだけ温度が下がるらしい が、とにかく今年の暑さは異常だった。 今年から一日中エアコンをつけていた。 よくシエスタ昼寝をした。 身体が固く重くかったるかった。 どのニュースももう見たくなくて、 ボーとしてたら毎日が終わっていた。 嗚呼…
1975年アメリカ・イギリス映画。 ショーン・コネリーとマイケル・ケイン の2大俳優の冒険エンタメであるが、わ たしの好みではありませんでした。 王になろうとした男がさらに神になろう とした男になって破滅するというお話で したね。 王になろうとし…
「のだめカンタービレ」に続いて「将棋の 渡辺くん」というのを見つけて、毎日一話 づつ読んだ。 渡辺明九段は三冠の頃には申し訳ないけど こわもてのヒールの強さの印象を勝手に思 い込んでいたのだが(特に将棋ファンじゃ なかったので)、地元の藤井君が…
以前にも書いたが、図書館へ行ったとき は読みたい本を一冊と画集かムックかそ んなものを一冊借りてくる。 次の準古典を何読もうか思案しているの で三島由紀夫ムックを手に取ってみる。 だいたい知ってること、文学以外のいろ んなことは別として、昔読ん…
テレビで岐阜市立図書館を、伊藤豊雄設 計で木をふんだんに使い特徴的なレイア ウトの図書館を紹介していたので、避暑 のつもりで見学に行ってきた。たしかに おしゃれでかっこいい、各所にテーブル 椅子が配置されゆっくりできそう、所蔵 図書の様子はわか…
2022年、日本・フランス・フィリピ ン・カタール映画、どういうことかな。 なかなか見る気にならなかったがようや く見た。 そういうことか、やさしい顔をして、社 会福祉のふりをしてやってくるのか。 人の命はすでに平等ではない、きれいご とをいうつ…
2011年アメリカ映画。 2007年のリーマン・ショックを舞台 に、金融エリートたちが混乱の中での動 きを見せる。トップのジェレミー・アイ アンズ、現場のボスのケヴィン・スペイ シー、その他それぞれの立場で赤字をい かに減らせるかの解決と、わが…
高橋順子のあとがきによれば、出版社が 発行を引き受けてくれなかった日記であ る。 これは好き嫌いである。 作家が自分を露悪的に曝け出す、親戚や 周りの編集者、知人の個人的なことを暴 き晒す、これは作家の業であると開き直 る。でも例えば白洲正子と親…
代表作を読む、これしか知らないけど。 これは圧倒される、凄い小説。しかし、 作者の経歴を知ったのでその過去をモデ ルにしたフィクションだとわかる。主人 公は誠実な男、底まで堕ちても崩れない、 崩さないことで生きながらえている。 周りは高学歴の彼…
車谷長吉はずっと横目で気になっていた。 図書館で「夫 車谷長吉」という本をみつ けて、そうそう詩人の女性と結婚したん だった、詩人の高橋順子は知らない人だ けど。それで3冊借りてきた。まずは妻 のこの本。 車谷長吉は孤高の最後の文士といわれ、 で…
1999年アメリカ・フランス映画、デ ヴィッド・リンチ監督作品。 なかなか偏屈だけどすごく真っ当なおじ いさんのロードムービー。 おじいさんは見たことがあるぞと思いな がら見ていたら、映画版「赤毛のアン」 のマシューおじいさんだと気付く、リチ ャ…
ひさしぶりにメナード美術館へ。 絵画のなかにある文字に着目した展覧会 で、なかなかおもしろい企画だった。 田渕俊夫の「刻」という作品に魅せられ た。箱書きの展示ははじめて見るので、 これもおもしろかった。早逝した中村彝 の絵画キャンバスの裏に仲…
ひさしぶりの原田マハ。 昔、1990年代のいつかに、東武美術 館で、ゲルニカの写真、ゲルニカが描か れる過程をドラ・マールが写真で記録し ていたのだが、それを展示した展覧会を 見た。実物大のゲルニカの写真壁画も大 迫力で見た。 そのゲルニカの描か…
2017年アメリカ映画。 1974年制作の同作品(シドニー・ルメ ット)が豪華で重厚で落ち着いた良い作品 だったので、新作はどうなんだろうと見た。 監督はケネス・ブラナー、主演ポアロも演 ずる。殺される男がジョニー・デップ、先 のルイ15世とい…
2021年濱口監督の3つの短編オムニ バス。 世界の偶然と想像をひとつの作品にまと めていく。本を読むようなセリフまわし での会話劇、こういう理屈っぽい映画は おもしろいといえばおもしろいし、わた しのおもしろさとはちがうといえばそう だし、一応…
2011年原田芳雄遺作映画。 300年以上続く伝統を守る大鹿歌舞伎 を舞台に、原田、大楠道代、岸部一徳、 石橋蓮司等そうそうたる役者をそろえ哀 しくもある喜劇を見せてくれる。 阪本順治は「どついたるねん」「顔」と 好きな映画があるのだが、これは…