2023-01-01から1年間の記事一覧

木版49:つなぐ

気分転換につくってみた。 100×148

木版48:奏でるⅡ

今年の暑中見舞状だった。 100×148

谷崎潤一郎「卍」

次は「卍」 樋口可南子と高瀬春奈の映画「卍」1983 年を見ている、単に二人のベッドシーン を見に行ったようなものだが、wikiを見 ると小説とは設定がまったく違う。 谷崎が単に同性愛そのものを書いたとは 思えない、人間の恋愛の複雑さ、女女、 男女、夫婦…

岐阜駅周り散歩

とある用事で岐阜駅へ行った。この2年 3、4度行っているのだがいつも会議に 出るだけで周りを巡ったことがなかった。 今回すこし早めに着いたので散策。名鉄 岐阜駅には隣にロフトがある、でもその 周りはシャッター街、柳ケ瀬まで行こう かと思ったが高…

鉛筆デッサン講座(6)

折り返して6回目。かぼちゃと平皿であ る。人工物より自然のものは描きやすい。 だからかぼちゃはそれらしくなり、平皿 はなんとなくおかしい、皿の縁が立ち上 がっているところが描けていない。 かぼちゃも種とその周りをもっと細く描 き込めとのこと。

廣野由美子「シンデレラはどこへ行ったのか」

僕らがルパンやホームズを読んでいた頃、 女の子たちは「若草物語」や「赤毛のア ン」や「あしながおじさん」を読んでい たことは知っていた。それらをコロナの 頃に読む機会があって、少女ロマンスと 思っていたものが実は自分で切り拓いて く物語だったこ…

ハリソン・フォード「42ー世界を変えた男ー」

2013年アメリカ映画。 ジャッキー・ロビンソンの伝記映画。人 種差別を超えていく、克服していく物語 だがもっと描けないような差別もあった のだろう。ジャッキー・ロビンソンがそ れを耐え、尊敬と称賛を勝ち得ていくの だが、そういういい人だったか…

サリー・ホーキンス「シェイプ・オブ・ウォーター」

2017年アメリカ映画、アカデミー作 品賞受賞作品。 気にはなっていたがようやく見た。いっ てみれば半魚人との恋、でも緻密な設定 が見事。主人公のサリー・ホーキンスは 耳は聞こえるが話せない、社会の底辺で 夜間の掃除人として働いている。そこで 半…

鉛筆デッサン講座(5)

もう5回目、もう半分。 今回はガラスのコップとキャンディ。 ガラスのコップはまったく書けない、ガ ラスには見えない、これはダメ。

谷崎潤一郎「痴人の愛」

漱石プロジェクトに大層時間がかかって しまい、ようやく次は谷崎プロジェクト である。谷崎は細雪しか読んだことがな く主要なものを読んでみようと思う。 最初は「痴人の愛」、増村保造監督、小 沢昭一、大楠道代の1967年の映画を見て おり(小沢昭一の怪…

原田マハ「リボルバー」

ひさしぶりの原田マハ、ゴッホとゴーギ ャンの物語。ゴッホが自殺するときに使 用したとされるリボルバーがオークショ ンに出てきたということからヒントを得 て虚実混ぜて物語を組み立てていく。 作家というのはやはり想像力だなと思う、 面白かったですと…

ジャン・ギャバン「地下室のメロディー」

1963年フランス映画。 見たことがあると思っていたが初見の映 画だった、ラストシーンを見ても思い出 せなかったのだから。 老獪のジャン・ギャバンと若僧のアラン・ ドロンの組み合わせ、単純だけどなかな かスリリングな展開、モダンジャズスタ イリッ…

小津安二郎「早春」

1956年作品。 小津マイブームがやってきたところに、 最近なにかと話題になっているなと思っ たら小津生誕120年だそうな。 何本目か、「早春」 男性社会の男性目線の映画である、ラス トで池部良が謝るのだが、そこで淡島千 景もわたしも悪かったわと…

鉛筆デッサン講座(4)

もう4回目、幾何形体とミニトマト。 幾何形体はむつかしい、自然のものはい びつでも許されるけど正12面体は完全 な形である。

クリント・イーストウッド「クライ・マッチョ」

2021年クリント・イーストウッド 91才の監督作品。 しかも主演、さすがに動きも声も老人、 あたりまえであるが、それが監督主演な のである、しかも恋をするのである。 チキンがマッチョであるとの面白さもあ り、いささかご都合主義ではあるが、安 心…

池澤夏樹「真夏のプリニウス」再読

読み直す池澤夏樹シリーズはもうどこま できたのか把握できず。初期の作品の文 庫、これはまだだなと思い読む。すこし だけ思い出す。 やっぱり理屈っぽい、昔はこれくらいな らもくらいついただろうがいまはそこは 求めない。 主役の女性研究者がかっこいい…

ウィリアム・ハート「愛は静けさの中に」

1986年アメリカ映画。 当時話題になって知っていたがようやく 見たという感じ。ウィリアム・ハートの 映画だと思っていたが、マーリー・マト リンの映画だった。 どうしても男が女を守る、しかも弱者の 女を守る形になっている、そこがひっか かったのは…

池澤夏樹「光の指で触れよ」再々読

先日「すばらしい新世界」を再々読した ので、続編の本作も再々読するしかない ので読んだ。 感想は2回目とほぼ同じだ。よりよかっ たように思える。ただし女性が自立する のにここまでいかないといけないのはお かしなことだ、もっとハードル低くある べき…

鉛筆デッサン講座(3)

3回目は、林檎と紙。 ここから硬い鉛筆で仕上げていくらしい のだが、まだよくわからず。

吉田大八「騙し絵の牙」

吉田大八の2021年映画。 吉田大八監督なので期待しましたが、主 演が先に決まっている映画は、わたしの 好みではありませんでした。 騙し絵の牙 大泉洋 Amazon

ヘレナ・ボナム=カーター「鳩の翼」

1997年アメリカ、イギリス映画。 「ねじの回転」で有名な(読んでない) ヘンリー・ジェイムズの「鳩の翼」の 映画化。文学的なあまりに文学的な映 画でした。好きなヘレナ・ボナム=カ ーターはこういう映画が似合う、「眺 めのいい部屋」「ハワーズ・エン…

版画展に出品2023

愛知芸文センターのギャラリーにおいて、 某団体の版画展に木版画を2点出品した。 実質3年目、上達していない、下手さが わかってくる、友人に見に来てと言いづ らくなってきた。5年計画なのであと2 年、なんとかしたい。

ウォン・カーウァイ「花様年華」

2000年香港映画。 トニー・レオン(恋する惑星)とマギー ・チャン(宋家の三姉妹)のプラトニッ クな恋愛(不倫といっていいのか)、そ の緊張感をわかりにくい時間軸でスタイ リッシュな映像で描く。 なんだかよくわからないけど惹き込まれ ていく、切…

北村薫「中野のお父さんの快刀乱麻」

中野のお父さんの3作目。 北村薫はどんどんむつかしくなっている。 博覧強記もいいけどついていけない。円 紫さんシリーズもそうだし、これも日常 の謎をお父さんが解くというより論文レ ベルの蘊蓄披露である。 無学なわたしは楽しめませんでした、す みま…

小津安二郎「東京暮色」

1957年、最後の白黒作品だそうだ。 小津らしいちょっとしたユーモアがない 暗い映画なのだが、とくに違和感はない、 人生には希望も諦念もいつもあるわけで はないのだから。普通の奥さん役を演じ ている山田五十鈴をはじめて見た、黒澤 の蜘蛛巣城や用…

鉛筆デッサン講座(2)

2回目の講座、紙コップと布巾。 まだよくわからない。

はるひ美術館「谷川俊太郎絵本百貨展」

ようやく観に行ってきました。図録だけ 先に図書館で借りて読んでいたので、そ のなかの一部の絵本を取り上げ、原画や 映像、本人の朗読等で紹介する展覧会だ った。 ただの詩人ではない、ただの絵本作家で はない、まさに奇想天外な表現者である。 なんでも…

この3点(11)フェルメールの旅本

そうそう、この3点というのをやってたんだ。 フェルメールの旅本

植本一子「フェルメール」

写真家の植本一子(知らなかった)が出 版社の企画で、フェルメール全作品の写 真を撮りに行くという本というか写真集。 全作品を見に行くというのはもう何冊か 買って持っている、30数点の作品なので その気になればできそうに思える。 ここでの写真はフェ…

演り人知らズ「シュガー、ミルク、スプーン、カップ、コーヒー、ダーリン」

演り人知らズ の公演「シュガー、ミルク、 スプーン、カップ、コーヒー、ダーリン」 を観てきた。亀島のアトリエ混沌堂にて、 ひさしぶりに芝居というものを観た。や っぱり生はその場限りのものでありいい。 小さくてもいろんなものがいろんなとこ ろで表現…