2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ベン・キングスレー「しあわせへのまわり道」

アメリカ映画なんだけど、主人公がインド 系アメリカ人(いつもターバンを巻いてい る)、ベン・キングスレーが適役。書評家 の女性が彼から運転を習うのだが、なかな かよくできている、キングスレーがインド で少数の宗教を信仰しており、誠実な生活 を実…

村上春樹のTシャツ

ユニクロではじめて見つけた、バーゲン価 格だった。村上春樹とのコラボというより 佐々木マキとのコラボのように思う。 just about anything looks better from a distance と書いてある、1973年のピンボールの一節 だったらしい(遠くから見れば大抵のもの…

海外ドラマ「アンという名の少女」

最近、少女小説、少女映画づいているのか。 NHKで新しい赤毛のアンのドラマをやるの を見つけたので録画して見た。8話完結の ようでその1、2話。前に見たのとストー リーはまるで同じ、アンは変わらず想像の 翼に乗って。 ところで現代の少女たちの一定割…

「ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語」再見

先日、長くつ下のピッピの作者の伝記映画 「リンドグレーン」を見たので、去年、ひ とりで映画館へ観に行った「ストーリー・ オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語」 がよかったという話を家人にしたら、見た いというのでDVDで見た、再見。 古い話なのだが…

いやあ、

また宣言が出る。大事な予定が中止になる。 サークルも中止だ。散歩に行って足はまだ動いているが、手肩は弛緩しているみたい、肩こり、首こり、二の腕の筋肉くたくた、雑巾が強く絞れないように思える。 NHKテレビ体操だけじゃダメみたい、でも 運動したく…

映画「リンドグレーン」

2018年スウェーデン・デンマーク映画。 「長くつ下のピッピ」のアストリッド・リ ンドグレーンの若き日々を描いた伝記ドラ マ。「長くつ下のピッピ」を読んでいない、 女の子向きと思っていたし、こどもも女の 子がいなかったので、だからリンドグレー ンも…

「ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像」

2020年フィンランド映画。(オンネリとア ンネリと同じだ) 年老いた美術商がイリヤ・レービンという ロシアの画家の作品を見つけだし翻弄され る物語。渋くてディテールがしっかりして いる、娘との確執、孫との交流も交ぜて、 フィンランドの静かな時間が…

「山田稔自選集 1」

名古屋の郊外のブックオフで、京都の編集 工房ノアの山田稔の本を見つけたときはた いそう驚いた。惜しまれて閉店した京都の 「三月書房」のブログをときどき読んでき たが、(東京偏重じゃない)京大か京都の 学者、作家の、天野忠や山田稔などの作品 が紹…

劉慈欣「三体Ⅱ 黒暗森林」(上下)

つづけて2巻、3巻である。 しっかりSFになってきた。ものすごい宇宙 への進出、宇宙艦隊とその戦力は膨大、地 球の経済力はそれを確保できるだけの膨大 さになっているのだろうか、誰がそれを生 みだしているのか。というような素朴な疑 問は置いておいて、…

ヒッチコック「私は告白する」

話は単純なのだが、これは止められない、 おもしろかった。教会の裏方の人から殺人 の告解を聞くが、神父は信仰の義務から他 人に告白できないことから、犯人扱いされ た神父が苦悩する物語。 なかなかよくできている、恋人のアン・バ クスターがきりっとし…

佐々木譲「愚か者の盟約」

ねっころがっての読書。佐々木譲の政治サ スペンスというか、政界の実在人物たちに 主人公を入れ込んで、政争の中である種の 信念を持ちながらのしあがっていく物語。 6、70年代からの旧社会党の教条主義とい うかダメさ加減の中でいかに力を獲得し、 最後は…

朝顔2021その後

雨続きで朝顔ももうすぐ終わり。 手入れを怠ったので、しっかり育たなかっ た。また南の庭に這わせたので、部屋から 見ると花の裏側しか見えないのが誤算、お まけに午前中にしぼんでしまう、可哀そう。 いろいろ反省あり。 ktoshi.hatenablog.com

「そして、私たちは愛に帰る」

2007年、ドイツ・トルコ・イタリア映画。 トルコとドイツの3組の親子の物語。政治、 文化に絡みとられ、でも「許す」ことを決 める、という映画だ。深くて十分には消化 できていないけど、映画ってほんとうにか けがえのないひとつひとつの人生を描きだ す。…

シャーリー・マクレーン「あの日の指輪を待つきみへ」

リチャード・アッテンボロー監督作品。 ラブロマンスというより、政治、戦争に巻 き込まれた人生というべき。北アイルラン ド紛争、IRAが絡んで物語はすこし複雑、 ベルファストに住む青年のこれからの人生 を考える。 クリストファー・プラマーがいいのだが…

映画「オンネリとアンネリのおうち」

フィンランドの映画。フィンランドの児童 文学を原作として、その実写映画化、2018 年作品。7才のオンネリとアンネリという少 女が自分たちの家を持ち暮らし始める物語、 女の子の憧れのような可愛いおうち、自由 でたくましい夢のような日。オンネルは多 く…

村上春樹「古くて素敵なクラシック・レコードたち」

自分の趣味がどれも本になり、マニアックで村上春樹らしいなあと感心されるのはすごいことだ。こんどはクラシックレコードのコレクション、しかもLPレコード。 昔、持っていたクラシックLPレコードはた かだか50枚くらいだったがすべて売り払っ た。高校時代…

宮下規久朗「聖母の美術全史」

ちくま新書の2冊分くらいある大作「聖母 の美術全史」。副題にー信仰を育んだイメ ージーとあるように、聖母マリアのキリス ト教における位置付けから、信仰対象とし ての聖母から美術としての聖母まですべて を網羅したような記述で最後まで興味深く 読んだ…

ヒッチコック「間違えられた男」

またもヒッチコック、題名も知らなかった。 1950年代の絶頂期の作品。実際の事件を基 に脚本が書かれたらしい、きわめてシンプ ル、ただ犯人と間違えられた男の不安、恐 怖が見る人に圧し掛かってくるよう。 それが妻の精神を侵してしまう。法廷劇か と思え…

2021年の新谷仁美

普通の暮らしをしていた。 テレビも見ず、嘘、男子サッカーと男子バ スケ(NBA達)、偶然にやり投げの北口榛 花、そして10000mの勇敢だった新谷仁美 を見た。ゆっくり休んでください。 小学4年生のこどもたちはなにを記憶する のだろうか。 ktoshi.hatenablo…

contondo公演「笹舟2021」

笹島の南の「ささしまスタジオ」という多 目的スタジオで、舞台と音楽と生け花のパ フォーマンスを見てきた。 副題がー浮かべた笹舟はいま何処を漂って いるのかーとあるように、コロナ禍により、 舞台等の文化芸術の先行きが見通せない中 で、かつての笹舟…

木版33:レダ

ミケランジェロの「レダと白鳥」の頭部の ための素描のレダのつもり。 こういう小さいのをさっさと作るのも楽し い。

フランシス・F・コッポラ「レイン・メーカー」再見

途中、裁判官(判事?)が出てきて、あ、 見たことがあると気付く。それでも勢いで 見てしまう。 マット・デイモンの若き日の秀作、こうい うイメージの俳優だったんだけどボーン シリーズのようなマッチョになっちゃって いまさらながら驚く。 コッポラはや…

劉慈欣「三体」(1)

友人のお薦めで読んでみる、5巻の内とり あえず第1巻。 オバマがインタビューで愛読したと明かし より有名になったといわれる。SFは苦手な 分野だし、物理学絡みのところはよくわか ないが、大きな世界観、宇宙観に惹きこま れた。第2巻を図書館に予約した。…

木版32:路地Ⅱ

民家の屋根の練習を兼ねて。 200×150 2版2色刷。