2007-01-01から1年間の記事一覧
オープンしたばかりの国立新美術館へ行ってきた。 英名がThe National Art Centerなので、新美術館はどうか。 そして日本人が大好きなモネ展、人だかり、東京は混んでいる。 画集に載っている有名な作品がずらり、サン・ラザール駅、 パリ万博の祝祭、かささ…
椎名誠が約20年前に行った桜蘭・タクラマカン砂漠 探検を、10年前に本にして、それを昨日読んだと いうことだ。 砂漠よりも、幻の王国よりも、満天の星を、流星だけ でなく人工衛星も見えるという「天」を見てみたい。 (105)
ほぼ散り終りの花見に出かけたら、川にバスが・・・。
世界史を5幕19場のドラマとして描く。 イスラム社会がヨーロッパより先進国だった時代があり、 ヨーロッパが凌駕していく過程がおもしろい。これはまったく 知らなかった話であり、よく理解できなかったが、これは今後の課題。 世界は、国、地域、文明が…
これは雑誌「せりふの時代」に掲載されていた戯曲で、 中村雅俊主演で舞台化された作品。 70年前後の学生運動と今の学生を対比させて、現代の 閉塞感、自由とはなにかを問う。 あの頃へのある種の共感が矮小化されているようで、納得できず。 あの頃の傲慢…
なんともへんてこな小説、妄想小説、大学生生態小説。 京都の左京区近隣を舞台に京大生が乱れる。 それなのになぜか共感。 「夜は短し歩けよ乙女」でブレイクしつつある作家のデビュー作。 文体もおもろい、奇妙な感覚が残ってしまう、困った。 作者のブログ…
書店で目に入ってきたこの本は瞬時のうちに、レジに置かれた。 20年ほど前にSWITCHに連載されていた日記である。 ここではじめて沢木耕太郎には娘さんがいて家族とのふれあいが あるというリアリティに驚いた記憶があるからだ。いつか文春か どこか…
版画教室へ。はじめて三色刷りに挑戦する。 普通はアクアチントとか面での三色刷りなのだと 思うが、面倒なので線だけでやってみる。 うーん、ちょっとイメージが違うな。
現代女性作家シリーズの2作目。第130回直木賞受賞作。 これも私はパスでした。遠くから健闘を祈ります。(105)
高島屋美術部創設百年記念の現代日本画・洋画の100展を並べる。 日本画はともかくとして、洋画もなんともおとなしい限り。 島田章三もそうだったが、そういう典型的な作品を集めたということだろうか。
足立美術館所蔵の大観の作品10数点と近代日本画家達の展示。 大観の不二に太陽というのは、いま観てもすごいプロパガンダだ。 安田靫彦がいいとはじめて思った。
リニュアル2号目を購入しようと、本屋で手にとって、いつもの ように沢木耕太郎の映画時評はどんな作品かなとまずそのページ を開くと、その最後に、思わぬことが書いてあった。 彼がこの連載を始めるにあたっては、編集部より三顧の礼がつくされて、 (そ…
彫刻家薮内佐斗司は博識に裏付けられたユーモア溢れる 木彫りやブロンズを創り、その作品の童子の表情に魅せられる。 子供の高校の校庭にこの作家の作品があり、でも生徒達には ほとんどその価値は知られていないらしい。 ついでに「グレース・ケリー展」も…
ここ最近の女性の作家の区別がつかないので、何人か代表作を 読んでみようと思い、その1作目。 直木賞受賞作(第126回)のようで、驚く。 ごめんなさい。私のテリトリではありませんでした。
黄色い涙作者: 市川森一出版社/メーカー: 大和書房発売日: 1984/12/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る永島慎二の漫画原作、市川森一脚本、ジャニーズ嵐出演の 映画の、昔テレビドラマ化されたときの脚本集を 引っ張り出して読み直す。 古…
本編の予告編、番外編等仕掛けを凝らした短編集。 まだまだ荒削りだと思うし、なんだこりゃという 作品もあるが、気になる作家ということなのでしょうね。
いやあ、ほんとうに教養の話芸ですね。 うまいなあ。 しかし最近の作品はちょっとむつかしすぎる。 教養が高尚過ぎるのではないか。ちょっとつらい。
端正な文章は翻訳で読むことができるのだが、原文も 同じような文章なのだろうか。いわゆる古典というべき 風格があり静謐な文章なのだろうか。 かつてこの映画化されたものをみて、とても好きな映画の ひとつになったが(エマ・トンプソンが好きだ)、原作は…
大丸ミュージアム梅田にてドイツのルートヴィッヒ美術館の ピカソコレクションを観る。 最近は版画に目が行くが、エッチング、ドライポイント、 アクアチント等を駆使して、自由奔放に作品が作られる。 あまりに描かれ創られた作品が多く、いくらでも展覧会…
それは3月4日に突然やってきた。
衆議院議員選挙にでる34歳の立候補者とその参謀の物語であるが、 選挙ごっこのようでリアリティが感じられない、市会議員選挙くらい のほうがよかったのではないか。さらに学生時代の恋愛を両者ともに 引きずっていて、それも違和感あり。彼の作品の中では…
何年ぶりに観たのだろう、久しぶりでまったく覚えていない。 新人のニコラス・ケイジとど派手なシェールの恋物語と 思っていたが、取り巻く家族の愛情物語であった。 ニューヨークのイタリアファミリーの生活、カトリックで、 堅実な裕福さと、センスある会…
版画教室へ。あいかわらず思いつきの作品創り。 今回はエッチング銅板に以前作ったアクアチント銅板を 2枚刷りというか2色刷りして作品を作ってみる。 まったく納得がいかず次回までに直しを入れることにする。
豊饒の海四部作の最終作品、かつ三島最後の作品。 彼が何を考え、これを書き、行動したのかは、いまのところ 考えるつもりはなく、ただ小説として、この四部作を 興味深く読んだということだ。 そこにあるのは輪廻転生の構成と絢爛豪華な文章、それに 酔う、…
今年も招待券が手に入ったので、日展に行ってきた。
エッチングして気に入らなかったので、ドライポイント で描き加える。どこまで足していったらよくわからないが、 これくらいにしておく。並べてみると、前の方がよかった りするのでわからないものだ。 最初のイメージが大事だ。
版画教室に行ってきた。 千両の実と葉を描いてみる。 ガラスのコップは、まったくデッサン力がないので ガラスに見えないのは承知の上のこと。 さて、なんとなく白っぽくて気に入らないので、 ドライポイントで書き加えてみることにする。
寝る前に布団の中で、須賀敦子の静謐なエッセイをひとつづつ読んでから 寝る習慣が続いていたが、第4巻もようやく読み終わった。 遠い朝の本たち/本に読まれて/書評・映画評ほかの作品、エッセイで、 正直なところ読み飛ばした書評もあったが、いつも気持…
2段組で上下2冊の大作を3連休で読み切る。 合田三部作の三作目だが、私にはこれがもっともはまった。 サスペンスミステリーとしても、ビジネス小説としても、 合田ファンとしても読める。 唸ったぞ。 ところで合田シリーズの新作が連載されているらしい。
70年代の雑誌から吉田拓郎の記事だけを抜き出して、1冊に まとめた企画物。これはアイデアの勝利。 ところで、拓郎はデビューの頃から、音楽や観客との関係に 真摯に取り組んでいることがわかる。つま恋コンサートへの 位置付けも冷静で驚く。感心した。