2007-04-10から1日間の記事一覧

-020-羽仁進「世界歴史物語」

世界史を5幕19場のドラマとして描く。 イスラム社会がヨーロッパより先進国だった時代があり、 ヨーロッパが凌駕していく過程がおもしろい。これはまったく 知らなかった話であり、よく理解できなかったが、これは今後の課題。 世界は、国、地域、文明が…

-019-鴻上尚史「僕たちの好きだった革命」

これは雑誌「せりふの時代」に掲載されていた戯曲で、 中村雅俊主演で舞台化された作品。 70年前後の学生運動と今の学生を対比させて、現代の 閉塞感、自由とはなにかを問う。 あの頃へのある種の共感が矮小化されているようで、納得できず。 あの頃の傲慢…

-018-森見登美彦「太陽の塔」

なんともへんてこな小説、妄想小説、大学生生態小説。 京都の左京区近隣を舞台に京大生が乱れる。 それなのになぜか共感。 「夜は短し歩けよ乙女」でブレイクしつつある作家のデビュー作。 文体もおもろい、奇妙な感覚が残ってしまう、困った。 作者のブログ…