-017-沢木耕太郎「246」

246
書店で目に入ってきたこの本は瞬時のうちに、レジに置かれた。
20年ほど前にSWITCHに連載されていた日記である。
ここではじめて沢木耕太郎には娘さんがいて家族とのふれあいが
あるというリアリティに驚いた記憶があるからだ。いつか文春か
どこかの出版社から出るという情報があり、けれどなかなか刊行
されず半ばあきらめていた作品だったからだ。
ところで、あとがき(262ページ)に9月18日に陽水と拓郎と
いうメモがあり、もしかしたら沢木が拓郎について記事を書いた
かもしれなかったと思うと残念至極である。
ゆっくり読もう。(1890)