2022-12-03 夏目漱石「明暗」 本 最後の作品(未完)読了。 おもしろい、ほぼ事件は起きないのに、 どうでもいいような会話、心理描写なの にぐいぐい読ませる。主人公津田は自分 から行動しない、妻延子は積極的だ、ド ストエフスキーに登場するような小林が いる、そこに清子が現れる。各自勝手に いろいろ考えている、この先どうなるの かというところで絶筆、未完。 漱石の思想みたいなものはわたしにはわ からない、ただ物語としておもしろかっ たということである。 明暗 (新潮文庫) 作者:漱石, 夏目 新潮社 Amazon