読むのになかなか苦戦をした。物語が進展
しない、写生文というらしく見たこと考え
たことを描写していくというか小説らしく
ない小説らしい。でも最後の二章で、恋愛、
親子関係が動く、いや進展はしないのだが
物語は動く、ホッとする。市蔵は物事を深
く考えすぎる、千代子は当時の新時代の女
性であり「貴方は卑怯です」と云う。まっ
たく漱石は新しい。
- 作者: 夏目漱石
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1952/01/22
- メディア: 文庫
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