激派のイスラエル選手団へのテロのことは
知っていた、高校3年だった。そのことの
映画だと思っていたら、その後のイスラエ
ルがパレスチナの過激派首謀者に報復する
という実在の話をモデルにした映画だった。
しかし、主人公は任務として報復テロをし
ていくうちに神経が侵されていく。強い愛
国心というわけでもなくただ任務として実
行していく。そこにはいろんな国や組織が
絡んでおり、成功もし失敗もし味方もやら
れ、国に残した家族への再報復の不安もあ
り精神が病んでいく。
報復の連鎖の不毛という話なのか、いやそ
れだけではない複雑な問いかけがあるよう
に思える。いまはまだよくわからないと書
いておく。うーん、困った映画だ。