2020-06-13 沢木耕太郎「sessions2 青春の言葉たち」 本 対談集2冊目。 ここではやはり長谷川和彦との対談だろう。 長谷川がホストで沢木がゲストだと書いて あるので、長谷川がずばり沢木に質問する、 そこまで聞くかということ、進学、就職、 学生紛争体験等。 そして沢木の美学、倫理観、健全さがむき だしになる。わたしがあるときから沢木の 文章の好みがずれてきた感覚はやはり沢木 がこだわるロマンにあるのだろう。 それにしても長谷川和彦は室井滋が支えて いるのか(内田裕也を樹木希林が支えたの と同じか)、最期にひとつ映画が撮れるの か、「青春の殺人者」に度肝を抜かれたも のとしてそっと願う。 青春の言葉たち (沢木耕太郎セッションズ〈訊いて、聴く〉) 作者:沢木 耕太郎 発売日: 2020/03/12 メディア: 単行本