アン・リー「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」

ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 (字幕版)
アカデミー賞の候補作、アン・リー監督が
監督賞を取った作品、どうして漂流物の映
画で賞が取れるのと不思議であった。とこ
ろがDVDで見て、うーんと唸った。3つ
の宗教を信ずる主人公が遭遇した漂流が、
その漂流譚がなんであったかは宗教的とい
うか信仰を考えないとわからないかもしれ
ない。それでもどの宗教ということでなく
なにかを信ずる、祈るということには意味
があるのだろう、いや意味がなくてもそ
こにあるのだろうか。
すべてがメタファーの映画だったと云って
しまうのもそうなのかと思うし、やっかい
な映画をみてしまったとしかいいようがない。
また、なぜかインドものを見てしまった、
それに、アン・リー監督は、エマ・トンプ
ソン脚本の「いつか晴れた日に」の監督だ
ったのか。