2010-03-19 清水良典「MURAKAMI」 本 久しぶりに村上龍を読んだので、ブックオフで見つけた 龍と春樹の時代との副題のついた新書を読む。 最初の頃は比較されてきた両者が、もうまったく別の道 を歩んでいるように見えていたが、この本を読むと、両 者はアプローチの仕方は違うにしろ同じようなテーマを 見据えてきたことがわかる。それは作家はどうしても時 代と対峙したり寄り添ったりせざるをえないということ からきているのだろう。