2024-01-01から1年間の記事一覧
再読といっても、単行本を購入したのは 1988年9月(初版)、わかりやすい 文章で書いてみようという意図だったよ うな、それでもよくわからなかった。と いうのも、ディケンズの「骨董屋」とい う小説と物語が併走していく大江らしい 構造で、骨董屋と…
2003年韓国映画。 ハードなサスペンス映画なのだが、ソン ・ガンホ特有のユーモアが加味されて、 よくできた映画となっている。韓国映画 特有なのだろうか、すこし過剰演出で( いや日本映画だってそういうのはあるか ら一概には言えないか)刺激は強い…
2001年アメリカ映画。 R・レッドフォードとブラッド・ピット の共演で見せる、魅せる。 スター映画ながらなかなかよくできた映 画だと思う。ボスという立場での非情な 決断、冷酷な作戦をレッドフォードは苦 悩を抑え込んで、したたかに動く。若き ブラ…
ピアノをはじめるにあたり気になってい た本、ようやく読む。 この人が解放されて気ままに生きるとこ ろは好感を持っていて、ピアノを始める というので興味深かったが。 まずは子供の時に経験者であったこと、 なんだ弾けるんだ、よって参考にならぬ。 雑誌…
妻がどんな話か覚えていないというので、 何回目かながらながらで見始めて、つい 最後まで見てしまった。 まあ現代風の見た目派手な演出ながら、 小道具を効かせたりして(個人の紙マッ チ)うまいものだ。 1959年の映画、なんとも雲の上のア メリカ文化…
1988年日本・中国映画。 井上靖原作「敦煌」の映画化、日本人が 敦煌まで旅をして石窟を見つけるという 話とばかり勝手に思っていたらまったく 違う話であった。 うーん、メインの主題はなんなんだろう、 んだろう、戦争ものなのか、文化遺産を 守る話なのか…
2019年フランス・日本映画。 是枝裕和がカンヌを取ってここ一番のチ ャンスと、フランスで映画を撮る。しか もカトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット ・ビノシュ、イーサン・ホークである、 ものすごいことだ。以前NHKだと思うが メイキングのドキュメンタリが…
11月です。 高校に入ってクラシック音楽を聴きはじ め、その夏、大阪万博の鉄鋼館でなにも わからない現代音楽を聴いてうーん、苦 痛でもあった。それでもノヴェンバー・ ステップスは日本の現代音楽が世界で認 められた楽曲、小澤征爾とレナード・バ ーン…
自分のための覚書として病気のこともメ モしてきた。しかしそれはどうかなと思 うに至った。今年はいろんなことがあっ た、驚くこともあった。これからは笑っ て済ませられないようなことがあるだろ う。決めておく、病気のことは書かない。 (疲れたなんた…
昔読んで笑った笑った老人力の2冊を1 冊にまとめた文庫をブックオフで見つけ たので懐かしく読んだ。 あの時は笑っていたのに、今は当事者で ある。 この本に、現役時代よりも人生が肉迫し てくる、生産性を離れてあらわれてくる 自分の人生、などのコトバ…
1984年アメリカ映画。 テレビでやってたので見ていたところ、 なにか見たような記憶が。調べたらやっ ぱり見ていた、まあ途中で思い出しただ けいいか、でも絶賛していた映画だった のに・・・。 ジョン・マルコビッチはほぼデビュー作 なのか、最初から…
名古屋とも関わりの深い江戸川乱歩の生 誕130年であることから、名古屋市の なごや文芸週間事業として、有形文化財 の伊藤家住宅(四間道)にて開催された 「乱レ歩ク」展に行ってきた。 乱歩も初期のミステリーしか読んでない ので全体像は怪奇、猟奇小…
愛知芸文センターのギャラリーで、某公 募展の東海支部展に出品した。 右は京都の御所南の民家を参考に制作、 左は瀬戸の裏路地を制作、ひとつステッ プを上った。
ようやく選挙公報が来たので期日前投票 に行こうと思いながら、まだ。 世界ではまともな選挙ができる国はほん とうに限られている。あのアメリカです らあやしくなってきているようだ。まし てや戦争でそれどころではないところも 多い、そもそも選挙もどき…
2018年アメリカ映画。 末期がんと宣告された大学教授が、教え 子らとの交流の中で生と死を見つめ直す のかと思いきや、ただのコメディだった。 優秀な教授なのに、死ぬために生きる術 をなにも提示してくれない、ただT字路 で右にも左にも行かず道なき…
1995年アメリカ映画。 ハートフル映画である、教育におけるハ ートフルな話はいいに決まっている。 「チップス先生さようなら」にしても、 「いまを生きる」にしても、ほかにもい ろいろ。 しかし、ストレートないい話は嫌いであ る、これもわりと予定調…
2016年アメリカ映画。 「(500)日のサマー」のジョセフ・ゴ ードン=レヴィットがスノーデン役で主演 というので見た、とくにスノーデンに特別 な関心があったわけではない。 見始めてそうそう以前新聞紙上で騒がれて いた事件の人物だと思い出し、…
ベートーベンのピアノ協奏曲は3と4と5 はいくらか区別できる。でもモーツァルト はまるでわからない、20から26くらい が有名らしいが、26しか持ってないし。 アマゾンで探したらちょうど20から25 までのCD(アシュケナージ)を見つけた ので購…
2年振りに文楽の地方(名古屋)公演を 見に行く。 人形の舞が華やかな「二人三番叟」と、 「絵本太功記」の夕顔棚の段と尼ケ崎の 段である。いままでいわゆる世話物しか 見たことがなく、この時代物ははじめて、 これは明智光秀の本能寺の変後の秀吉に 追わ…
近くの図書館の特集コーナーから一冊借 りて読む。平安時代の貴族たちの生活習 慣等がわかりやすくイラスト化されてい て、源氏物語じゃなくて「光る君へ」の 些細なことがなんとなくわかる。 源氏物語はやっぱり女三宮あたりからな んだか頭のなかがぐしゃ…
野村芳太郎続けて3本目見る。 野村芳太郎といえば「砂の器」なのだろ うが、わたしには「事件」である。 これは1980年作品。 やっぱり古い感じが否めない、男は単に 愛欲、所有欲だけで頭が一杯で愚かしい。 一方で宮下順子も梶芽衣子も松坂慶子も した…
2009年アメリカ映画。 テレビでやっており、タイトルに括弧が あるのでなんだろうと録画して見た。 昔だったら男が女を適当にあしらって付 き合うというパターンだろうが、現代は 逆でも成立するという脚本のおもしろさ の映画だった。 女が自分に正直で、男…
1979年新藤兼人脚本。 うーん、見たんだけどなあ、どこで見た のかなあ。ロードショーでは絶対見てな いので二番館かそれともテレビか。 豪華すぎる俳優陣、最後の方にも北林谷 栄が、新人なのか竹下景子。 妖艶松坂慶子はいつか見事に脇役を受け 入れて…
またテレビでやってたので見てしまった。 ひとつはイ・ジョンウンを見るため、母 親役の。「オマージュ」で感心して、wiki を見たら「タクシー運転手 約束は海を越 えて」にも出てたようだし、未見の「焼 肉ドラゴン」にも。 さて再見して、やっぱりハリウッ…
予想はしていたが、この夏バテ時に人間 ドックを受けたのは間違いだった。いろ んなものが要観察、再検査、精密検査で ある。やっぱり調子よくないときに受け てはいけない、いや調子よくないのは理 由があるということだ。 聴力、4000HZはやっぱり聴こえて…
10月です。 すぐに思いつかなくて、10月神無月と いうことで、井上陽水LP「センチメン タル」からこの曲。 若い、リリカル、瑞々しい。 www.youtube.com
気心が知れた黒川創が鶴見俊輔に、ここ まで聞くかと聞き出す。いろんなところ で鶴見俊輔が書いていること語っている ことをわかりやすく念押しをする、突っ 込んでいく。鶴見はほんとに不良少年だ ったか、そこまで信念を曲げなかったの はなぜか、非暴力…
平野啓一郎のSFかと思いきや、アメリカ 大統領選や陰謀や東アフリカ紛争なるも のや、詰め込み過ぎていて全体がぼやけ てくる。ぐいぐい読んだのだがお腹一杯 という感じもある。ところで火星なり長 期に宇宙へ出ていくとなると男女の話に なるのは必然でい…
小林聡美マイブームでこちらも再見。 以前は「たそがれる」話と受けとめたよ うだが、今回はそういうスローライフの 話ではなく、いささか奇妙な感じに捕ら われた。小林聡美以外の登場人物がすべ て変で、定期的にやってくる人、居つい てしまった人、体操…
いつかの朝ドラで米屋の米子ではじめて 見て注目していた伊藤沙莉の主演という のでめずらしく毎日見ていたのに終わっ てしまった。おもわぬ硬派でNHKは頑張 れるかと心配していたが。 わたしにもちいさな翼を。 ktoshi.hatenablog.com