2年振りに文楽の地方(名古屋)公演を
見に行く。
人形の舞が華やかな「二人三番叟」と、
「絵本太功記」の夕顔棚の段と尼ケ崎の
段である。いままでいわゆる世話物しか
見たことがなく、この時代物ははじめて、
追われるまで、光秀の母、妻、息子にも
たらす悲劇。とてもわかりやすかった。
やはり桐竹勘十郎のキレがいい、今回は
太夫より三味線に注目して見ていたが、
一本の三味線ひとつで舞台を鳴らすのを
聞き入り改めて感心。
おもしろかった、やっぱり国立文楽劇場
へもういちど行きたいものだ。