2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

春めく

すこし気温が上がっただけなのに、春めく 気分になる。2年前の今頃からコロナとい うよくわからないものに翻弄されて、フリ ーになって軌道に乗せてきたいくつかのこ とができなくなって、はや2年。 そろそろもういちどなんとかしたい、とい うのが春という…

池上俊一「ヨーロッパ史入門―市民革命から現代へ」

先日読んだ「ヨーロッパ史入門―原形から 近代への胎動」の続編である「ヨーロッパ 史入門―市民革命から現代へ」を読んだ。 こちらのほうが少しは知っている歴史では あるが、ウクライナ周辺もきわめて複雑で 苦難の歴史に翻弄されてきたことがわかる。 結局…

原尞「そして夜は甦る」

原尞が直木賞を取って「私が殺した少女」 を読んだのは確かだが、その後処女作の 「そして夜は甦る」を読んだかどうか記憶 がないので読んでみた。 うーん、まったく記憶がない、しかも話が 複雑で途中からよくわからなくなったが、 止めるのも癪なので読み…

名芸大卒業制作展2022

今年も近所の美大の卒展を見に行った。 ちょっと名前だけ知っている女の子の日本 画3部作はコンセプトが考えられていてよ かった。今年は版画専攻の卒業制作がなか ったのは残念。 4階の教室(展示室)の窓から、雪の御岳 から南アルプスまでくっきりと見え…

木版38:泣く女

こういうものを作るとき(模写ではない、 適当だから)、画集をじっと見るのでいま まできづかなかったことがわかって面白い。 これはとりあえずで、これからアレンジし たいけどいまのところアイデアがない。

アネット・ベニング「キッズ・オールライト」

アメリカ映画の中のファミリーはどんな設定でもそういうこともあるだろうとリアリティがある。レズビアンカップルとそれぞれの子供がひとつの家族で暮らしており、そこに子供の父、精子提供者が登場し、複雑な心模様が繰り広げられる。 アネット・ベニングは…

木版37:路地Ⅲ

ミハイル・バリシニコフ「ホワイトナイツ/白夜」

いつものことだがまるで知らなかった。 1985年アメリカ映画、冷戦が終わっていな い時代、ソ連からアメリカへ亡命したバレ ーダンサーが飛行機事故でソ連に不時着し、 ふたたびアメリカへ脱出する話。 主人公のミハイル・バリシニコフは、実生 活でもソ連か…

木版36:どこかへ

年賀状2022用。 空刷りで雪のつもりだったが。

木版35:woman1

島田章三の模倣。

原尞「それまでの明日」

知らなかったが13年も新作が出ていなか ったようだ。日本製の本格ハードボイルド の登場と話題になって直木賞もとって、そ れから20年以上もたって、さて読んだ、新 作。ぐいぐい読める、でも大きな事件は起 きない、もっと刺激的なミステリーがいっ ぱいあ…

ウィリアム・ワイラー「黄昏」

ジェーン・フォンダの「黄昏」と同じ題名 の映画があることを知らなかった。名匠ウ ィリアム・ワイラー監督、ローレンス・オ リヴィエとジェニファー・ジョーンズのメ ロドラマ。 なんだこれは、名優ローレンス・オリヴィ エはまったくのダメ男、「慕情」の…

市川崑「四十七人の刺客」

テレビでやっていた忠臣蔵を市川崑監督な ので見てみた。ほんとうに市川崑なのか、 討入りまでの苦労話ではらはらすることもない、ただ高倉健の大石内蔵助が非常時に若い娘に恋をするのだ、 1人の家臣に国に帰らせ脱落した汚名を受 けても大石の子を産む娘の…

「アウトブレイク」再見

ウォルフガング・ペーターゼン監督作品の 再見。前に見たのは2018年10月、コロナの 前で感染症もパンデミックもおよそドラマ の世界。政府、軍による封鎖や情報シャッ トの方が怖かったといえる。 先日、テレビで放映してたので再度見たの だがやはり視点が…

「マッドマックス 怒りのデスロード」

以前テレビから録画して見始めたが、なん だこれはと挫けたのだが、今回また機会が あったのでもういちど見てみた。傑作との 評判も高くどうしてかとの興味もあったの で見始めたのだがやっぱりやめようかと思 いつつ。これは荒廃した未来の世界観が表現され…

平松洋子「父のビスコ」

昨年の暮れに平松洋子を2冊読んだところ、 先日新聞で読売文学賞に平松洋子の父のビ スコという記事を読んだので早速読んでみ た。故郷倉敷と父のことを綴る、最初に「 父のどんぐり」最後に「父のビスコ」とい うエッセイを置いている。 亡くなった父母をし…

ウディ・アレン「教授のおかしな妄想殺人」

まだ見落としている作品を見る。 教授がホアキン・フェニックス、知らなか った。学生はエマ・ストーン。うーん、最 後まで引き込まれませんでした。わたしに も相性がある。 教授のおかしな妄想殺人 [DVD] ホアキン・フェニックス Amazon

立春

きのうは恒例の豆まきをして、今日は立春。 今年の冬は寒さに慣れることができずここ まで来ている、なぜだろう、やっぱりあま り出歩かないせいだろうか。それなのに、 足のかかとと指先にあかぎれかしもやけか ひびができて痛い、こんなことははじめて、 …

映画「WOOD JOB」

昨日までに三浦しをんの神去シリーズを読 んだところ、映画になっていることがわか り早速見てみた。 主人公は染谷将太、よきは伊藤英明、直起 は長澤さとみ、清一さんは光石研。映画な のでいろいろ改変されているのだが、コメ ディなので気にはならない、…

三浦しをん「神去なあなあ日常」「神去なあなあ夜話」

三浦しをんお得意のお仕事小説のこれは林 業小説。無気力な若者が林業の現場に放り 込まれ徐々に林業の面白さ大切さを感じ取 り、田舎に残る土俗的ななにものかに触れ ていく心の揺れをとてもうまく描いている。 どんどん読めてしまって、一見お気楽小説 に…

ケヴィン・クライン「シルバラード」

あいかわらず西部劇つづきである。 1985年作品なのでいかにも現代的、ケヴィ ン・クライン、ケビン・コスナー、スコッ ト・グレンと名優ばかりで楽しい作品。 ケビン・コスナーがなんとも若く軽薄な役 どころで楽しいし、スコット・グレンは渋 くてかっこよ…