アネット・ベニング「キッズ・オールライト」

アメリカ映画の中のファミリーはどんな設

定でもそういうこともあるだろうとリアリ

ティがある。レズビアンカップルとそれぞ

れの子供がひとつの家族で暮らしており、

そこに子供の父、精子提供者が登場し、複

雑な心模様が繰り広げられる。

アネット・ベニングはいかにもインテリ医

者らしい振舞いで、ジュリアン・ムーア

主婦の役割分担に悩むあたりがとてもリア

リティがあってうまい。彼女は「めぐりあ

う時間たち」で見たのだが、よく知らない

女優、カンヌ、ベネツィアアカデミー賞

の3冠女優だそうだ。

子供たちが社会に揉まれ独立していく姿が

うらやましい、すばらしい。アネット・ベ

ニング興味だけで見たのだが想定外の収穫

だった。

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