ホームレスが公立図書館(パブリック)に
立てこもる事件を扱った映画。予定調和的
にホームレスが勝利するとか知事候補や市
民の差し入れで形勢逆転するとかテレビ中
継が後押しするとか綺麗事はなくシビアに
終わるところは好感。でも、いまひとつ展
開がほしかった、 アレック・ボールドウィ
ン 扮刑事が息子を救出するところも単調だ
し、館長がこっち側に来るところも簡単だ
し、図書館員の女の子の意外な奮戦もなか
ったし、メディア(TV)のでっちあげ(ひ
どい)も紛糾されなかったし、もっとよく
なったのに残念。しかし、あっというまの
2時間で機転もユーモアもあり、ストレート
な映画だったといえる。
アメリカの公立図書館の公共性、専門性の
誇りに敬意を表する。