ペック主演の西部劇、異色のストーリー。
西部の町にプロテスタントではなくカトリ
ックの教会がある、聖母マリアに救いを求
める。
妻を殺された男が復讐する話なのだが、こ
れが冤罪で、その罪を教会で許しを乞う話
でなかなかむつかしいものがある。妻を殺
してはいないが、別件で死刑が確定してお
り脱走したため、それを追い復讐するのだ
が、もともと死刑囚だったのだからそれは
それでいいともいえる。
でも、ペック演じる男は良心の呵責を感じ、
それを教会は許すのである、宗教は大きな
包容力もあり独善でもあることを示してく
れる。なかなかむつかしい映画だった。