2013-01-01から1年間の記事一覧

堤清二・三浦展「無印ニッポン」

副題が20世紀消費社会の終焉であり、内 容はその流れ、特にタイトルにある無印良 品に係る話が多く、私自身もMUJIの商 品もコンセプトも好きなので、これも戦略 に載せられて消費社会に乗っかっているだ けかもしれない。読んでいないけど「下流 社会…

北村薫「鷺と雪」

ベッキーさんシリーズ3部作の3作目。 この作品で北村薫はようやく直木賞を受賞。 2006年5月26日のブログに第1作の 「街の灯」、2010年3月1日に第2作 「玻璃の天」について読了コメントあり。 7年もかかったか、もうどんな話だったか も覚…

不調の5月

気候が良くなってきたというのに、左腰の 痛みが治まらず、体がこばわったまま。な かなか走るきっかけがなく、水泳も体をほ ぐそうとしているだけ。 石井直方の「ボディ・メンテナンス・メソ ッド」という本をいつだったか買ったがま だ読む気にもなってい…

竹内洋「革新幻想の戦後史」

みんな保守になっちゃったのはなぜか、な ぜ革新勢力がいなくなったのか、世の中を よくしていこうという理想を持つのが革新 ではなかったのか、なぜ実際には革新が保 守的というか旧態然としているのか、教条 主義なのか、どうして保守のほうが進歩的 なの…

小山登美夫「現代アートビジネス」

現代アートというものが新しい市場を開いて いることはなんとなく知っており、なんとな く作者も知っていたが、逆に日本画、洋画の 分類の不思議さ、硬直化してるだろうなと思 われるその世界から別なところで、世界を開 こうとしていることはこれを読んでそ…

吉田秋生「海街dialy4 帰れないふたり」

久しぶりの第4巻。すずと風太の話が中心に あり、それはおぢさん読者にはまあどうでも いいかなという感じ、サイドストーリーにし ておいてほしい。スポーツ店店長がしっかり した顔が現われていいとこを持って行ったし、 今後も脇役たちのディテールをてい…

渡辺武信「住まい方の実践」

そしてこれが第3弾。この本は探し出した が、やっぱり第2弾は出てこない、どこへ やったのだろう。これには渡辺武信の自邸 を公開する章があり、それがいかにも生活 者としての渡辺武信がオープンになって興 味深い。生活感のないデザイナーの家はよ くあ…

渡辺武信「住まい方の演出」

[rakuten:surugaya-a-too:27340017:image] 住まい方の思想がよく売れたようで、第2弾 として編まれた1冊。これが家の中を探して もみつからない、アマゾンでも在庫あと1冊 と書いてあったので急いで買い直す。 そうそうこんな内容だったなあ、ずいぶん影 …

渡辺武信「住まい方の思想」

実家をリフォームしてからひんぱんに帰省し て、片付けしたり、庭の手入れをしている。 帰る家があるという小さな喜びがそこにある。 本の整理もしていたら大昔に読んだ建築家渡 辺武信の新書を見つけて懐かしく読み直した。 そうそう、こんな内容だったなあ…

大泉洋「探偵はBARにいる」

というのも、いつぞやにこのビデオを見たか らだ。とくによかったわけでもないが、大泉 洋がルパン三世になりうると期待したからだ。 気障でかっこよくて女好きでユーモアがあっ てドジもふんで、おしゃれな映画になる可能 性があると踏んだんだけど。

大泉洋「探偵はBARにいる2」

めずらしくこんな映画を観に行った。 やっぱりテレビで気楽に見るべきだったなと 思う。もっとおしゃれにできるはずなのに残 念無念。

転機

家族に大きな転機があった。 大きくゆったりとあわてず 受け入れていくのだ。

ジーナ・デイビス「テルマ&ルイーズ」

名作だとは聞いていたがようやくビデオで見 た。スーザン・サランドンとジーナ・デイビ スのコンビは田舎街の退屈な雰囲気を十分に 醸し出して、破滅へと突き進んでいく。昔い っぱい見たアメリカンニューシネマそのもの で懐かしく、どうしよもない話だがパ…

かわぐちかいじ「沈黙の艦隊」1〜8巻

講談社漫画文庫版全16巻をブックオフ百円 棚で時間をかけて探しているのだが、ようや く半分の8巻まで読んだ。誰もが読んでる有 名な作品だということも知らなかったが、米 国との関係を考えるきっかけとなるかなと読 んでいるつもり。

角田光代「さがしもの」

本に関するストーリーの短編集。 注目している作家ではあるが、まだ短編集が 多く、読み込んではいないのだが、これは本 の話というのでつい読んでしまった。「彼と 私の本棚」という短編がよかった、いやみん な楽しく読んだ。

村上春樹「シドニー!」

そういえばまだ読んでいない村上春樹があっ たなと思い出して読んだ。 ビッグビジネスとしてのオリンピックに対す る素直な感想、ここまではっきり云ってしま うのを読むのははじめてかもしれない。 マラソンの有森さんや犬伏についての話が前 後に挿入され…

まだ寒い4月

意外と寒かった4月、何日か散歩には出て、 2度3度軽く走ってみた。それよりもストレ ッチがほとんどガチガチでほんとうは毎日寝 る前にすこしでもと思うんだけどな。

ギャラリー間「中村好文展」

乃木坂のTOTOビルのギャラリー間にて開 催中の建築家中村好文の展覧会、小屋へおい でよ展へ行ってきた。 建築家の本は好きで、宮脇檀、渡辺武信、そ して安藤忠雄は建築物見学旅行にも行き、講 演会にも行くほどだったが、どんどんメジャ ーになりすぎ…

荒木源「オケ老人!」

いつもの出張の新幹線の中で読んだ本。藤谷 治「船に乗れ!」からの連想でたどり着いて 探していた本。アマチュアオケの話なのだが、 昔、高校の時に練習したエグモント序曲がで てきて懐かしかった。 こういう音楽ものは「船に乗れ!」もそうだ が、いつも…

きたやまおさむ「加藤和彦音楽会」

テレビ録画してあった加藤和彦没後3年のコ ンサートを見た。 1.加藤和彦はフォークからロックへ行きミ カバンドで成功し、最後は音楽プロデューサ ーのような仕事をしてきたが、ロック畑から の功績の話がなく、フォークの功績ばかり云 われるのはなぜだ…

村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」

いつから村上春樹の本は消費財のような異様 な販売方法を取るようになったのだろうか。 ノーベル賞候補作家でベストセラーになるの は別にかまわない、本は読まれるに越したこ とことはない。でも彼はどう思っているのか。 ストーリーはどんどん読んでいける…

高村薫「新リヤ王(上)」

恥ずかしながら白状する。この長い重厚な作 品の上巻を読んでいくにつれ苦痛の方が大き く、私には珍しく断念しました。ああ、以前 にはどんな本でくじけたのだろうか思い出せ ない。 投げてしまったもう一つの理由が手元に「色 彩のない多崎つくる」がある…

吉田秋生「海街dialy3.『陽のあたる坂道』」

マンガ大賞を取ったといってもよく知らない が、本屋大賞みたいな賞らしい。 4人の姉妹の交友関係が絡み合って、これか らの伏線も貼られているようで、小説を読ん でいるような読後感。一気に読まないよう月 1冊しか買わないようにしているが、あと2 冊…

吉田秋生「海街dialy2.『真昼の月』」

ちょっと前に第2巻を読んだ。みな欠点を抱 えながら、姉妹4人の個性がしっかりと作ら れている。でもいい人達すぎるか、とくに、 すずが心配。現代の若草物語とでもいおうか、 今後の展開が楽しみであるが、今のところ5 巻まででなかなか続きが出ないよう…

キーラ・ナイトレイ「アンナ・カレーニナ」

TOHOシネマズへ映画を観に行く。文芸作品ア ンナ・カレーニナ、読んだことないけど。舞 台での芝居という形を取り入れて凝った演出。 面白かった。ストーリーは知らなかったので そうなのか、いつの時代もそうなんだね。ジ ュード・ロウが渋くてよかった。キ…

池澤夏樹「星に降る雪」

静謐というか抑制のきいた文章で、大切な人 を亡くした悲しみを語る。現実感のないとい うのは褒め言葉なのだが、ゆっくりと丁寧に 読んだ2篇の短編だった。「星に降る雪」と 「修道院」どちらもよかったが好みは前者か。

冬のあいだ

1月の正月休み明けに、1日だけ走りやっぱ りこんなに寒くては無理だとあきらめて、そ う今年の冬はとくに寒かったようで、でも3 月に入り5、6日歩き始めたけれど、なかな か体は硬直していて走れない、すこしづつほ ぐしながら走ろうか、4月。

年度初め

なかなかむつかしいことをかかえながら、こ ういうときだからこそ、あたらしいことをし ようとおもう。

ウィル・スミス「最後の恋のはじめ方」

ウィル・スミスもう一作。こういうイメージだね。 これでいいな。

ウィル・スミス「幸せのちから」

ちょっと誤解していたかな、ウィル・スミス。でも、 ラストで成功するのには、あの努力と才能があったわ けで、ほとんどの人はあんな才能も、努力する才能も ない。