きたやまおさむ「加藤和彦音楽会」

若い加藤和彦のように
テレビ録画してあった加藤和彦没後3年のコ
ンサートを見た。
1.加藤和彦はフォークからロックへ行きミ
カバンドで成功し、最後は音楽プロデューサ
ーのような仕事をしてきたが、ロック畑から
の功績の話がなく、フォークの功績ばかり云
われるのはなぜだろう。
2.きたやまおさむがタイガースの瞳みのる
に関心があるのは納得した。マスコミから退
いて教師になった彼と重ね合わせる部分があ
るのだろう。
3.フォークルオリジナルメンバーの平沼義
男が、プロにはならなかったことを背筋伸ば
して語るシーンは感心した。
4.親しい人の死を整理するのに3年かかっ
た、「おかげさま」という言葉が持つ陰(か
げ)の必要性の話はなるほどと思わせた。
5.加藤和彦は音楽にうるさかったのに、き
たやまおさむがずっと盟友でいられたのはな
ぜだろう。音楽センスよりパーソナルセンス
を認めた、まるで違うキャラだったこそ、そ
れぞれの才能を認め合ったということだろう
か。