2013-01-01から1年間の記事一覧

ジョージ・クルーニー「フィクサー」

最近のアメリカ映画は画面展開というか、 構成になかなかついていけない。最後にひ っくりかえすところは安直、そう簡単には いかない筈、助演女優賞のティルダ・スウ ィントンが可哀相、ここはじっくりやって ほしかった。誰かと思ったらシドニー・ポ ラッ…

ジェフリー・ラッシュ「シャイン」

見なくちゃと思っていたシャインをようや く見た。実在のピアニストの話だとは知ら なかったが、後味はあまりよくない、周り の人達が支えてくれることで「輝く」こと がわかる。ジェフリー・ラッシュはなんか 見たことあるんだけどなと思っていたら、 英国…

夏バテの7月

いつのまにか7月も終わり。暑いな、しんど いな、からだが重いな堅いななどと云ってる 間に1か月過ぎてしまった。

ドパルデュー「シラノ・ド・ベルジュラック」

鼻の大きなシラノのことはなんとなく知っ ていたが、こういう話だったか。テレビで 録画してあったのをようやく観た。 ドパルデューはスランスの名優で、こうい う役は当たりだ。

新海誠「秒速5センチメートル」

そういえば、このまえテレビで見たこと を思い出した。 風景、背景の光と影の表現はすばらしい、 ちょっと作りすぎのようにも思うが。 それに比べて人物の表現はどうしてこん なに稚拙なんだろう、あごはなぜ尖って いるのか、足はなぜ細いのか、長いのか、 …

宮崎駿「風立ちぬ」

訳あってひとりで上映二日目の日曜に梅 田TOHOシネマズへ観に行った。 9割以上の入り、年令層はかなり高い、 中高生はほとんどいない。 さて、宮崎駿の飛行機好き全開、飛行機 のデザイン、映像の浮遊感はすばらしい、 そういう映画だ。それ以上でもそ…

池澤夏樹「夏の朝の成層圏」

池澤の処女作、現代のロビンソン・クルー ソーの話がディテール細かに積み上げられ て行く。途中からハリウッドの俳優(解説 ではマーロン・ブランドのイメージとあっ たが私はバート・レイノルズだった)が出 てきてその知的な会話がちょっと意外、で も話…

キーラ・ナイトレイ「プライドと偏見」

「オースティンの読書会」という映画を見 て、ジェーン・オースティンを読んでみよ うと思い、やはり有名な「高慢と偏見」あ るいは「自負と偏見」そして最近映画化さ れたのは「プライドと偏見」。 じつは新潮文庫の中野好夫訳の「自負と偏 見」を読み始め…

吉田秋生「海街dialy5 群青」

とうとう第5巻、もう先がない、次が出る のは1年後とも1年半後とも。 今回はすこしハード、死の問題がずっしり と。それでも出演者が或役も含め生き生き と描かれていて楽しい。普通の人たちの普 通の暮らしが描かれている。

吉田昌郎さん

テレビのニュースでも驚いたが、あとで私 と同じ学年の58才での早すぎる死去と知 った。 原子核工学科出身とあったから、技術屋で 役員までいった人だから、当時の科学少年 だった私と同様に多くの同世代の人達は、 原子力の平和利用を信じてきたんですね。…

トム・ハンクス「幸せの教室」

トム・ハンクスが映画監督をやっているこ とを全く知らなかった。これは2作目らし い。主演のトム・ハンクスはいい人で、隣 人に恵まれ、学校で女友達にも恵まれ、つ いでに先生に恋をし、おまけになぜか相愛 となり、そういう話でいいのか。 コミュニティ…

村上春樹・柴田元幸「翻訳夜話2サリンジャー戦記」

翻訳夜話2冊目は、キャッチャー・イン・ ザ・ライの翻訳裏話。キャッチャー村上訳 はもう数年前に読んだので細部を忘れてし まっているのでわからない話も多い。でも ただ訳しているのではなくこれだけいろい ろなことを考えながら訳しているのだと感 心す…

モンドリアン

モンドリアンのシルクスクリーンを購入 したので壁に掛けてみた。左は島田章三 のメゾチント。気持ち豊かに丁寧に暮ら すのは結構むつかしい。

微熱の6月

なぜか微熱が続く6月だった。 すこしは歩いたり泳いだりしたが、気持ち いい汗をかいたということはなかった。 体がだるく固くこわばっている感じ。 身辺にいろんなことがあって軌道修正しよ うとしているところ。今年は万九にも応募 せず、新たなことを・…

87:五本のバラ

ようやく作品に追いついた。

86:花乱れ咲く

85:チューリップのある寄せ植え

84:食卓

83:撫子

82:ストックの花など

81:菊とカーネーション

ずっと微熱が続くすっきりしない気分。 困った。

80:さりげなく菊の花

79:もうすぐ紅花咲く

78:五月のベゴニア

77:バラとユリのコラボ

久しぶりに水彩を、こころに水が必要だ。

鶴見俊輔・重松清「ぼくはこう生きている君はどうか」

鶴見俊輔に重松清がインタビューする一冊。 もっと長い対談で鶴見俊輔の柔軟な思考を 存分に引き出してほしかった。そんなに遠 慮しなくてもよかったのに。

万城目学「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」

ちくまプリマー新書という新書版で万城目 の小説がでているのはなぜだろうか。まあ こどもむきの楽しいお話でありましたが、 なんといってもかのこちゃんは可愛いし。 あれあれ、すぐに読み終えちゃった。

ディカプリオ「華麗なるギャツビー」

映画館の初日に観に行ったら珍しく7割く らいの入り、盛況といえる、やはりディカ プリオのファンは健在か。ひさしぶりに大 スクリーンで見たディカプリオは大きくて かっこいい、笑顔が魅せる。さて、昔レッ ドフォードとミアファロー共演の同作を観 たと…

池澤夏樹「真夏のプリニウス」

女性の火山学者を取り巻く物語。端正な文 章と構築されたストーリーはいつもの池澤 夏樹のもの、こういういきいきした女性の 物語は好きだけど、ちょっと作り物くさい ところもあるのかな。最後のウサギが罠に のぞきこんでしまうというエピソードが、 この…

菊池史彦「幸せの戦後史」

ずいぶん遠くまできてしまったんだ、と、 いまの立っているところを確認する次の一 冊。朝日新聞の書評欄で紹介されていたの で読んだ。 経営、雇用形態の変化、家族の変容、個の 志向とオウム、アメリカとの関係と戦後の 歴史が論じられる。私は政治の動き…