池澤夏樹「夏の朝の成層圏」

夏の朝の成層圏 (中公文庫) [ 池澤夏樹 ]
池澤の処女作、現代のロビンソン・クルー
ソーの話がディテール細かに積み上げられ
て行く。途中からハリウッドの俳優(解説
ではマーロン・ブランドのイメージとあっ
たが私はバート・レイノルズだった)が出
てきてその知的な会話がちょっと意外、で
も話に厚みがでた。処女作とは思えない、
しっかり面白かった。