2011-01-01から1年間の記事一覧

60:婦人像

59:赤いバラにも棘あり

ウディ・アレン「それでも恋するバルセロナ」

ウディ・アレンの映画は短編小説のようだ。 恋愛の機微というか人生の小さいけど大事なひとこまを さらっと差し出してくれる。なんてことのない話、いや どうでもいいような話、でもやっぱりこういう小品は好 きだな。ペネロペ・クルスがいいところさらって…

58:百合・カーネーション

57:菊と赤い実

赤い実の名前がわかりません。

56:白いチューリップ

55:バラ・ガーベラの花束

かなり前に載せて以来の水彩。まだ基礎から習いに行く 踏ん切りがついていないのでうまくならない。

松本佳奈「マザーウォーター」

このシリーズというか、癒し系映画は好きだ。 もたいまさこと小林聡美、加瀬亮、そしてこの 作品には小泉今日子。 この小泉今日子がなにかからんでくるかと思い きや、なにもなく映画は終わる。それでもいいか。

荻上直子「トイレット」

「かもめ食堂」「めがね」に続く、荻上監督の 異文化交流映画第3弾なのだそうだ。 人はいろんなものを背負い込んで生きているこ とがわかる、なにもないけどゆっくりと成長し ていくこのシリーズは好きだ。もたいまさこが 怪演とでもいおうか。

薬師寺拝観

テレビで薬師寺の国宝の東塔がおよそ110年ぶりに解体修理される前に法要が営まれた、 この後10年くらい覆いがかけられ見られないというニュースを見て、妻が行ったこと がないというのであわてて見に行く。五木寛之が「百寺巡礼」の中で書いていたが、こ …

最後の宵々山コンサート

40年くらいまえに始まった京都祇園祭の宵山の前に円山公園音楽堂で 開催されていたコンサートが、中断をはさみ30回目、今年は本当の最 後のコンサートになるそうだ。そこでその1週間前からさまざまなイベ ントが開催されており、3日の土曜日に「宵々山…

和田誠「coloring in wadalandー和田誠カラー作品集」

結局すぐに買ってしまいました。 天才和田誠の電話帳のような作品集もう1冊。

和田誠「Black & White in Wadaland―和田誠モノクローム作品集」

電話帳みたいに厚い作品集に、3000余点のイラスト、スケッチ、 装丁、ジャケットデザイン、版画、ポスターが、これでもかと収録 されている。どれをみても楽しい。 カラー作品集も発売されたようで、これも含め、安いといえ安いけ ど、高いといえばやっ…

佐渡裕とベルリンフィル

テレビでいろいろ見た。 ベルリンフィルのコンサート、ショスタコビッチ「革命」初めて聞いた。 NHKのドキュメンタリー。ベルリンのコンサートマスターが日本人だっ たのが佐渡の持つ運でもあったようにも感じた。 民放のドキュメンタリー。よくぞ収録し…

一心寺シアター「蒲田行進曲」

つかこうへい追悼企画ということで、6本のつかの芝居が大阪天王寺の 一心寺シアターという劇場で公演されている。そのなかの有名な「蒲田 行進曲」を18日(土)に観に行った。 つかこうへいは強烈な毒をもった心根はきわめてやさしい芝居にて、小 劇場ブ…

恩田陸「きのうの世界」

導入部はうまい、どんどん期待を持たせる。でも やっぱり最後の方であららという感じになる。 作家曰く、きっちり結末のある小説は書きたくな いと云っていたような。

「敬愛なるベートーベン」

ベートーベンがワイルドでわがままで芸術至上主義で 繊細で、誇り高きというイメージを、人間味あふれる 人物像として描く。予想外に面白かった。

喫茶室cobu「第6回永島慎二作品展」

亡くなった漫画家永島慎二さんの油絵、水彩画、イラストボード、 スケッチ、漫画の生原稿等の作品展に先週行ってきた。いつもの 阿佐ヶ谷の喫茶室「cobu」。作品を見るとやはりうれしい、気持 ちがあたたかくなる。娘さんがいらっしゃってコーヒーをご馳走 …

横尾忠則「横尾流現代美術」

横尾忠則が自由に創作しているようにみえても、 現代美術の潮流を把握し、また絵画の歴史を活用 している、多くのアーティストが介在されている という発言は勇気のある言葉だと思う。また絵を 描くときに写真を使うというのも、以前テレビで プロジェクタで…

白石一文「ほかならぬ人へ」

直木賞受賞作。とうとうここまできたか。 「ほかならぬ人へ」と「かけがえのない人へ」の中編2作 入りの単行本。すいすい読める。エリートの無邪気さ、無 頓着さ、これを純粋な愛だというのならそうなのかもしれ ないと思いながらずっとこの作家を読んでき…

北村薫「紙魚家崩壊」

北村薫は久しぶり。9つの短編集。玉石混交というのか。 「白い朝」が話は単調だが、最後の1行で話がつながると いうのはやっぱりうまい。

「ブーリン家の姉妹」

イングランドのヘンリー8世とアン・ブーリンとその妹の歴史愛憎劇、 姉は後にエリザベス1世の母となり、しかし断頭台に死す。そして カソリックから決別しイギリス国教会につながる歴史背景と、ああ、 なんて私は世界史に弱いんだろう、素養がないんだろう…

山田洋次「おとうと」

[DVD]" title="おとうと [DVD]" class="asin"> 観るつもりはなかった。きっと古臭い安定感、庶民の生活が 一番みたいな定番映画だから・・・。でもつい観てしまった。 まったくの予想通りの映画。脚本はうまい、脇役の細部がう まい。すっかり型にはまってい…

ノーラ・エフロン「ジュリー&ジュリア」

ユー・ガッタ・メール等の監督のなかなか素敵な映画だった。 エイミー・アダムス扮する現代のジュリーと、メリル・ストリープ の数十年前のジュリア(アメリカのフランス料理研究家)の実話に 基づくストーリー。それぞれにその時代の女性の立場がうまく表わ…

大森美香「プール」

最近流行の癒し系映画のひとつ。いま噂の小林聡美主演の映画。 「転校生」から見ていた小林聡美は、天然系女優として確固たる 位置を占め、映画も「かもめ食堂」「めがめ」等癒し系映画の はまり役として活躍。これもその一連か。とくにストーリーはな い、…

藤田宜永「戦力外通告」

出張の車中の1冊、とにかく気楽に読める物語。 55才のリストラはリアルであるが、ストーリー はおとぎ話。結局は仕事だというのもそれでいい のかという素朴な感想と、その時がきたらそう思 うかもしれないなとの納得の感想。

鈴木敏夫「仕事道楽」

スタジオジブリの現場という副題のついた岩波新書。 経営者およびプロデューサーの仕事とスタンスがわ かるし、なるほどなあと思うところもある。高畑勲 や宮崎駿との関係、一緒に海外美術巡りとか面白い 話も多いし、教養というか勉強してるんだとも納得。 …

「トイ・ストーリー3」

週末の旅先のリラックスした気分でトイ・ストーリー3のDVDを観る。 もちろん3Dではない。 伏線や小ネタがあいかわらずうまい。トトロもさりげなく登場。 堪能した。

鯨統一郎「新・日本の七不思議」

「邪馬台国はどこですか」が面白かっただけに、 これはないだろうと思う。