つかこうへい追悼企画ということで、6本のつかの芝居が大阪天王寺の
一心寺シアターという劇場で公演されている。そのなかの有名な「蒲田
行進曲」を18日(土)に観に行った。
つかこうへいは強烈な毒をもった心根はきわめてやさしい芝居にて、小
劇場ブームをまきおこし、でも観たことがなくて、ようやく生でその作
品を観ることができた。大阪のファントマという劇団で、伊藤えん魔と
いう、大阪ではかなり有名な、役者で主宰で演出家である彼の演出。
熱血バージョンと狂瀾バージョンの2種類公演があって、みたのは狂瀾
バージョン。はちゃめちゃ、粗削りの中で、きっといつものファントマ
のギャグやドタバタもあったらしく若い女性達の歓声は盛んだったが、
みせるところはしっかりみせて、つかこうへいの思いは貫かれていたと
思う。よかったよかった。
昔テレビで伊藤えん魔が劇団を支えていく苦労というか裏方的なところ
を放映していて、ちゃんとみてるぞと応援したくなった。