2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「セントラル・ステーション」

代筆屋の主人公がリアルな普通の人で、その普通さ、人間のずるさ、 愚かさの演出に感心した。 ブラジル映画は初めてだが、このモンテネグロという女優はなんという べきか、すごいなあ。

安藤忠雄講演会

桜の会主催の「平成の通り抜け」1周年記念シンポジウムに行く。 生のアンタダをはじめて見る。 その圧倒的な存在感、発言の説得力。とてつもないパワーである。 東京からとても悪く言われている大阪を立て直すのは、市民が 志高く街をきれいにし公共性を高…

「チルソクの夏」

高校生ものは好きである。スィングガールズのようなのではなく 淡々とした日常が描けている本作は好きである。 1970年代の青春といえばなおさらである。 いくつかの大きな傷がある、最後に4人が歌うなごり雪は 違和感あるし、外交官の息子も無理がある…

北村薫「街の灯」

「円紫さんと私」シリーズより「覆面作家」シリーズに 似ているように思う。なんといってもベッキーさんは 何者かが本シリーズのメインですね。ところで、ベッキー さんは荒川静香さんにダブります。

嘆きのテレーズ

マルセル・カルネ監督の名作を観る。 今の映画から思えば、きわめてシンプルなストーリー ながら、あっというまにどんでん返しの結末へ。 シモーヌ・シニョレもなんという個性的な容姿と 雰囲気か。 名作はやはり名作。フランス映画はなんといっても 味わい…

池澤夏樹「異国の客」

フランスのフォンテーヌブローへ住むことになった 池澤夏樹のその国と街に溶け込んでいく過程の思索と、 世界と日本への誠実なまなざしが重い。 そして、トレランス(寛容)というものは、むつかしい ものだと改めて実感。

銅版画展

をA&Cギャラリーへ観に行く。

舞台「ドライビングミスデイジー」

民芸の奈良岡朋子と無名塾の仲代達矢の、映画でも有名な傑作戯曲の 舞台を録画したのを観る。奈良岡朋子はテレビでクールな演技で 好きだったが、年を重ね、このミスデイジーは本当にうまい。唸る。

鴻上尚史「ヘルメットをかぶった君に会いたい」

演出家鴻上の初小説とのことだが、フィクションとノンフィクション が入り乱れているようで臨場感がある。 導入部の彼が思った違和感というか感覚は、同じような体験をして よくわかるし、それを表現してくれた初めての活字を読むことに なったと嬉しかった…

銅版画展案内

大阪市京町堀のアーツアンドクラフツギャラリーにて、 銅版画教室の展覧会が5月16日〜28日まで開催されます。詳細は、 http://www.a-and-c.jp/exhibition/schedule.html#douhangaexhibi

国画会の画家たち展

メナード美術館の特別企画展として国展80周年記念の 展覧会を観に行く。図録を読むと、島田章三画伯の提案、 企画のようで、画家の社会的役割を意識した試み。 創成期と歩みと現在を並べて、しっかりとした展示企画で なかなか面白かった。美術団体のこと…