安藤忠雄講演会

桜の会主催の「平成の通り抜け」1周年記念シンポジウムに行く。
生のアンタダをはじめて見る。
その圧倒的な存在感、発言の説得力。とてつもないパワーである。
東京からとても悪く言われている大阪を立て直すのは、市民が
志高く街をきれいにし公共性を高めていくしかない、ボランティアで
行政を動かし企業を動かすのだという発言は、普通の知識人が
観念的な発言をするのに対して、安藤忠雄は実際に抱えきれないほど
のボランティアを抱え、この桜を植える運動は確実に成果を上げている、
そのバイタリティに感動する。
しかもみんなからの寄付は桜の苗木を買う以外に一切使わないと断言。
客席の一番良い席が関係者席になっていて、そこに客に座ってよいと挨拶、
来場の客より関係者のが大切との考えをはっきり否定する発言も小気味良い。
わずかながら私も寄付をし、どこかの桜の木のプレートに名前が見られるでしょう。
いやあ、まいった。
おまけに桂小米朝の貧乏長屋(長屋の花見)を聴く。