長谷川宏の新書がなかなか面白かったの
で、図書館で他の本を探したら、「日本
精神史 近代篇 下」というのに、戦中戦後
のそれなりに知っている人物について書
かれているのを見つけ借りてきて、興味
深い人のみ読んだ。
戦中の谷崎の細雪執筆のことや小津の東
京物語のこと、香月のシベリアシリーズ
等知っていることも多かった、これらか
ら日本、日本人の精神史という大きな俯
瞰した批評、ああそういうことなのかと
いう分析を受けとめられなかったけど。
全4冊のシリーズで大きな仕事だったの
であろう、かいつまんで面白そうなとこ
ろのみ読んで勝手な感想はつつしんで、
労作でした。