小学館の「図鑑NEOアートはじめての絵
画」を見た、読んだ。図書館のこどもエ
リアで見つけて、そうそう発行された時
話題になって見たいと思っていたのを思
い出して借りてきた。
30年以上前に美術に興味を持ち、それま
でマネとモネの違いもわからなかったの
でなにかいい本、入門書はないかと探し
たが、まだ当時はほとんどなくて画集か
岩波新書か専門書くらいしかなくて、結
構むつかしく困った。そこへ赤瀬川原平
が登場してきて読み漁ったことを思い出す。
そう、そのときにこの図鑑があれば5年
くらいは理解が早かっただろう。
絵画を説明するのはむつかしい、わたし
が知りたいのは、ある気に入った絵画を
なぜわたしは好きになったのか、なにに
魅了されたのかということだ。
例えばセザンヌのカード遊びをする人々
はなにが新しいのか、マティスの一面赤
の絵はなぜそういう絵になったのか、な
ぜそれが魅力的なのか、そういうことか
と合点する説明に巡り会っていない。
でも、これは楽しいな。