2005-09-05に記載のとおり、わたしは
2005年にはじめてヨーロッパ企画の
芝居を見た。難波の雑居ビルのインディ
ペンデントシアター2ndという100
数十名しか入れない小屋の前列2列目
のみかん箱の椅子でかぶりつきで観た。
それが「サマータイムマシン・ブルース」
大学学生演劇の延長のようなノリで爆笑、
脚本のうまさ、伏線の回収、変身の速さ
に大いに気に入ったものだ。その後、何
作かは観に行って、ここしばらく離れて
いたが、今回ヨーロッパ企画20周年と
いうことで、本作と続編(ワンスモア)
を演るというので(名古屋は後者のみ)
観に行った。名駅のウィンクあいちの
数百人規模の中ホールだが、真ん中あ
たりの席だったので臨場感はのぞめな
かったが、インディペンデントが懐か
しい。
まま続編であり、同窓会的であり、お
約束ネタあり、とにかく笑った。タイ
ムマシンが3台も出てきて、話はとっ
ちらかってしまったが強引に回収され、
ブルースの時の衝撃さはないが、ある
種の安定感で十分に笑わせてもらった。
わたしが観てから13年、役者たちは変
わらず学生気分の雰囲気を漂わせつつ
もそれなりに老けており、時間の流れ
が沁みる、濃密な共有感をもらうこと
となった。よかったぞ。