2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

エリザベス・テイラー「予期せぬ出来事」

マギー・スミスの映画だ。こんなに若いマギ ー・スミスを見たことがない。ジェーン・フ ォンダを追っかけていた頃、映画館で見た 「カリフォルニア・スイート」(1978)で アカデミー助演女優賞をとっていたことも知 らなかったが、「眺めのいい部屋」(1985…

是枝裕和「誰も知らない」

救いがないリアリティがある。 そういう映画をなぜつくるのか、なぜ見る のか。人間はそういうことをしてしまう生 き物であることを思い出すためか。 母親は子供たちにやさしく接する、暴力を ふるうわけではない、でもおとなになれて いない、自分の幸せを…

帰郷2年

当市に引っ越してきて今日で2年になる。 もう長く住んでるようにも思える。人生な んてわからないものだ、たまたま当市に引 っ越し、長い転勤があり、縁あってまたこ こに戻ってきただけのことである。ここで 新しいことをはじめいくらか馴染んできた よう…

いまさら5

3月23日にわたしの見通しの誤りがあり、 あれからもうすぐ2か月。いささか解除の きざしあり、いや期待あり。世の中はこれ から変わると云われるが、またわたしの見 通しだがきっと何も変わらないだろう。 新しい生活様式も3蜜もテレワークもすぐ に忘れて…

宮本輝「三十光年の星たち」(上)(下)

積読中のストックをくずしていく。 出張のお供のつもりの長編をたらたらと読 んでしまった。宮本輝なのでどんどん読ん でいける、いつもいい人たちしか出てこな いのでゆったりと読める。 しかしこれはこれでいいのだろうか、若い 人たちへのメッセージにな…

ドラマ「浮世の画家」

カズオ・イシグロの「浮世の画家」のテレ ビドラマを録画してあったのでようやく見 た。本を読んだのはもう7、8年前らしい。 高名な画家の戦時中の活動について戦後批 判を浴び、それを受け入れたり拒絶したり 正当化したり記憶の改変をしたり、彼なり の…

ビリー・ワイルダー「深夜の告白」

まったく知らなかった、ビリー・ワイルダ ーの傑作映画だなんて。保険金詐欺の不倫 殺人事件の犯罪映画のほぼ最初の映画らし い、それをワイルダーらしい、ユーモアも 小道具もうまく使っての脚本もうまく、そ れに闇の映像もいい、一気に見せる。 調査員役…

池澤夏樹訳「古事記」

古事記は赤塚不二夫のまんが古事記で読ん でいた、まあすこしはかじったと思ってい た。河出から日本文学全集(池澤夏樹個人 編集)が出て最初が池澤訳の古事記という ので(記念特価だったし)買ったのだが積 読していただけ。それから数年コロナでひ っか…

テレワーク演奏

youtubeでテレワーク演奏、合奏、合唱を いくつも見ている。中高校生のものは特に どれも楽しそう、友達とも会えなくてでも こうやって音を合わせるってのはとても楽 しいことだとよくわかる。見ていてうるっ とくる。 おまけ:いちばん笑ったのは、 https:/…

倦怠

GW明けの11日あたりからなんとなく倦怠 感がある、強い身体性不足感、そわそわ感 とも云おうか。わたしはいつもGWみたい なものだし、そもそも生産性のない暮らし をしてるから関係ないはずだが、世間が解 除に動いているのが原因だろうか。わたし 自身に関…

加藤健一事務所「喝采」

ずっとまえに録画してあった芝居をようや くみる。翻訳ものに定評がある加藤健一事 務所、かつての名優に加藤健一、妻が竹下 景子、演出家が山路和弘(知らない人だっ た)、その他の出演。ひさしぶりにいわゆ る定番の芝居、人間の強さ弱さ、喜怒哀楽 を描…

(59)杏:エッチング

こんなのもありました。

(58)魚[合作]:エッチング

妻と一匹ずつ描いてエッチング、 適当に油彩絵具を手でぺたぺた塗って摺っ てみた。昔の作品、こういういいかげんな 小さいものも面白い。

「12人の優しい日本人を読む会」

演劇人が活動する場がなくなる中で、元東 京サンシャインボーイズのメンバーを中心 にZOOMを使って「12人の優しい日本人 を読む会」というのをやった、それをアー カイブでyoutube上で見られるという記事 をみつけたので早速見た。 pcモニターをちょうど12…

吉田大八「クヒオ大佐の妻」

吉田大八監督の映画「クヒオ大佐」から、 大佐の妻を主人公にして吉田大八が作りあ げ舞台化したものにを録画で見た。 コメディの「クヒオ大佐」に反して、演劇 の「・・・妻」はつかみどころのないざら ざらした緊張感のある舞台で結構しんどい。 妻を宮沢…

母の日

ではなく妻の日だけど。 ここしばらく住んでいる町と隣市あたりの ケーキ屋さん探訪をしている。知らなかっ たお店がいくつもあった、多くは個人経営 のお店である、がんばってほしい。外での カフェやランチをしなくなったのでケーキ ぐらいはよしとする。…

「クルードさんちのはじめての冒険」

テレビでやっていたアニメ映画、ドリーム ワークスなのに日本未公開。 新人になるまえの旧人が狭い世界に生きる ことから危険でも広い世界へ踏み出す物語。 なるほどねえ、世界観がすごいなあ。 ボーとお気楽につい最後まで見てしまった、 こういうときにし…

重松清「あのひとたちの背中」

重松のインタビュー集。 池澤夏樹、浦沢直樹、是枝裕和、山田太一、 北村薫等へのインタビューとルポルタージ ュの混じったもの。重松の尊敬する人たち と向きあい、素直にそれを吐露してせまる、 ちょうど9.11の後だったのでその話も多く あらためて当時の…

ウディ・アレン「女と男の観覧車」

ケイト・ウィンスレットを迎えてのちょっ とハードな人間模様、ユーモアもなく悲劇 というしかない。「ブルー・ジャスミン」 も主人公が痛い性格だったがこちらはその 上を行く、昔の夢を引っ張り続けている、 それを悲劇でくるんで喜劇にするか、喜劇 にく…

木版17:薔薇

モノクロも白黒でなく色を与えると印象が 変わる。120×200 1版1色刷

木版16:口縄坂

モノクロに戻ってきた。 細かいところはなし、つたない彫りは明ら か、もう一工夫が必要か、つぎのステップ わからず。120×200 2版2色刷 12年以上前に、同じ構図で銅板もやってい るので参考までに。 ktoshi.hatenablog.com

木版15:もえの丘

北名古屋八景の3作目のつもり。130×90 2版3色

森見登美彦「夜行」

ホラーだった、というか不思議な話だった。 わたしはこういう話は得意ではない、好み の問題である。こういう話を森見は書きた いらしい、そうだねいつまでもヘタレ学生 でもないからね。 夜行 (小学館文庫) 作者:登美彦, 森見 発売日: 2019/10/04 メディア:…

アラン・ドロン「仁義」

渋いフランス映画だった。なんともセリフ の少ない静寂な男の映画だった、アラン・ ドロンなのに女性関係なし。イブ・モンタ ンがいい、かっこよすぎる。警察側のブー ルヴィルという俳優(フランスで有名なコ メディアンらしい)もいい。 ジャン=ピエール…

美しき5月の

新緑が美しい、花が咲き誇っている。 近所の散歩、北コースは五条川あたりまで、 東コースは大学の東校舎あたりまで、南コ ースは駅前および九之坪城址あたりまで、 西コースは文勤および大学の西校舎あたり まで。よその住宅の庭木や畑の草花を見た り、新…