吉田大八監督の映画「クヒオ大佐」から、
大佐の妻を主人公にして吉田大八が作りあ
げ舞台化したものにを録画で見た。
コメディの「クヒオ大佐」に反して、演劇
の「・・・妻」はつかみどころのないざら
ざらした緊張感のある舞台で結構しんどい。
妻を宮沢りえ、ある種狂気を抱えて、でも
登場人物は皆同様で。クヒオ大佐は偽米国
人の詐欺師、そこから戦後の日米関係に絡
めてさらに緊張感を増す。
すみません、よくわからなかった。日本の
男は戦後アメリカとの関係をうまく築けな
かったというあたりか、そう簡単な深層で
もないだろう。
吉田大八は「桐島・・・」の監督で、なん
だこれはとわざと考えさせる狙いの舞台だ
った。