松田優作「ブラック・レイン」

大阪の難波を舞台にしたアメリカ映画と

いうことは知っていたがはじめて見た。

1989年作品、日本もバブルの頂点の時期、

難波のキリンプラザ(今は解体)を中心

に、wikiをみると大阪だけでなくいろん

なところで撮影していたことがわかる、

大変な苦労をしたらしい。

さて、マイケル・ダグラスとアンディ・

ガルシア、高倉健、そして松田優作

ブレードランナーの監督(リドリー・ス

コット)らしい雑然とした大阪の街をう

まく撮っている、新日鉄堺の溶鉱炉も阪

急梅田店の通路もでてきて懐かしかった。

リドリー・スコット監督はエイリアンや

グラディエーターで有名だが、テルマ&

ルイーズもそうだったのか。

しかしなんといっても病気を圧しての松

田優作の狂気が圧倒的だった、高倉健

まったく普通の人に見えた。

なお、映画そのものはわたしの好みでは

ありませんでしたと小さく呟く。