1967年のスウェーデン映画。美しい純愛
映画だと当時の中学か、あるいは高校の時
に2番館上映で知ったのか、そういうイメー
ジの映画である。
さて、50余年経って、これは道行の映画
だ、純愛映画だなんてとんでもない、先の
見通しのない男のふがいなさ、だらしなさ
の映画だ。
美しいピア・デゲルマルクと美しい風景、
そこにモーツァルトのピアノ協奏曲第21番
が流れる、うっとりするような映像美でご
まかされてしまう。
ちゃんと除隊して、階級が違うなら駆け落
ちすればいい、でもダメ男の道行、曽根崎
心中でも男はバカみたいだからな。
結論、美しくいい映画だった(何故だ)。