もう5か月

2020年3月はまだまだ他人事半分で映

画館へも美術館へも出かけたが4月はじめ

に大阪へ行く用事があり、それを境に蟄居

閉門がはじまった。それから5か月、いろ

んなことができなくなって、家でできるこ

と読書40余冊、映画ビデオ30余作品(芝居

ビデオ含まず)、約150日あったのでそれ

ほどでもないか。これを機会にまとまった

ことということもなくぐうたらしていた。

コロナ感想1.わたしは怖いという感覚は

ないが妻は免疫力が弱い(と信じている)

ため怖がっている。わが市は累積40数人の

感染者がでたが8万人に対してだからね。

2.不安というのは、もし熱が出てなにか

の症状が出たら、遠くの保健所へ電話して、

つながらないので一日中電話して、出たら

それくらいならまだ自宅待機でといわれる

ような情報が流れていて、すぐに検査して

もらえないとどういう流れになるかわから

ないということが不安である。近所の医者

でないという不安。

3.国が借金予算を組み、いずれ立ちいか

なくなるのではという不安ではなく、それ

でも経済成長、今の経済がいちばんという

人たちが多数派であることの不安。東日本

大震災後なにも変わらなかったように、コ

ロナ後もなにも変わらないだろうという諦

念。

4.好奇心、面白がることはわりと得意だ

と思っていたが、それを探究する、深掘り

する気持ちが劣化、減退してきたのではと

この5か月で頭をかすめている。リタイヤ

して2年半弛緩してきてるな。