2016-04-08 藤沢周平「海鳴り」(上)(下) 本 2010年4月21日のブログに読後感想を書い ているが、それもすっかり忘れて、買って きて再読。出張の新幹線往復で上下2冊を いっきに読んでしまった。 たしかにうまい、細かい機微、描写もどん どん読める。ただし、主人公の不倫の理由 に妻のことがでてくるのはいただけない、 結局身勝手な男という話になる。 不倫に理由なんかいらない、不満も不安も 云い訳もない一途な物語はないのか。