山口二郎「政権交代とは何だったか

政権交代とは何だったのか (岩波新書)
今年の1月6日のブログで、山口二郎の「政
権交代論」を書いたが、彼の反省を読みたい
と、そのアンサーソングのようなこの本を読
んだ。まあ誰もが失敗だったと思ったものは
なんだったのかを知りたいと思いながら、よ
うやく読んだ。
しかし、成程なあと思ったわけではない。政
治学とはなんだろうかとも思う。
確かに功績もある、政権交代を経験したこと
が実績だったかもしれない、でもすべてチャ
ラになってマイナスしかなかったことになっ
ている。世論調査の危うさ、イメージ操作さ
れる投票理由、それを囃したてるマスコミ、
政治よりもそちらのほうが怖い。