-022-沢木耕太郎「「愛」という言葉を口にできなかった二人のために」

「愛」という言葉を口にできなかった二人のために
暮しの手帖に連載していた映画時評の単行本化2作目。
しかし、1作目が暮しの手帖社から出ていたのに、今回は幻冬舎からだ。
前にも書いたように、彼と暮しの手帖との信頼関係がなくなったことが、
そうさせたのだろうか。1作目がコンパクトなおしゃれな造本だったのに、
今回は普通の本、しかも沢木らしくない装丁。
それでも中身は充実、タイトルも知らなかったが観たくなった映画が
何本もある。(1575)