2012-09-17から1日間の記事一覧

清水義範「目からウロコの世界史物語」

イスラム圏にはまっているらしい清水義範の、視 点を変えて歴史を観てみるという作品集。ソクラ テスが勇敢な兵士だったという話から始まって、 どれを読んでも面白かった。まあほんとうに教育 大学出の作家だなあとしみじみ思う。

山井教雄「まんがパレスチナ問題」

こちらは講談社現代新書の一冊。 わかりやすくパレスチナ問題を読み解こうという 試み。いやいや読んでも複雑すぎる。 歴史的なユダヤ問題、イギリスのバルフォア宣言 とかマクマホン書簡とか、国同士の駆け引き、政 治的交渉によるガラッと変わる進展の様相…

小山修三「梅棹忠夫語る」

暇つぶしになんでもいいから読みちらかしている ようにみえるが、まさにそのとおりである。 これは日経プレミアシリーズ新書の一冊。 国立民族学博物館元館長の梅棹忠夫の聞き書きと いおうか、率直な発言録。「知的生産の技術」と いう本で有名な(かつて私…