2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

33:さくら草ほか

32:バラ寄植え

兵庫県立美術館「小倉遊亀展」

没後10年の回顧展。なんというモダン、画風の挑戦。 なんといっても私の好きな「浴女その一」。ゆったり感、 湯舟の質と量の大胆さ、少女の可憐さ、ほんとうに好き な絵だ。花瓶の配置ひとつにしても下絵を書き並び替え 置き換え思案していることがわかる…

ギャラリー島田「コレクション展」

神戸で文化支援等精力的に活動をしている有名画廊へはじめて出かける。 いままで現代アートの小品を見る機会がほとんどなかったので、このジャ ンルの画廊巡りをしようかと思っていたところで、たまたま小品がずらり と並ぶとあったので楽しみに出かける。 …

神戸市立小磯記念美術館「小磯良平作品展V」

土曜日に久しぶりに小磯良平を観に行く。常設展と裸婦表現の特集、 なんどみてもほれぼれする、うまいなあとしか云いようがない。 いつまでも居られそうな気持ちのいい美術館だと再認識。

読み直す村上春樹その9「アフター・ダーク」

2004年9月の新刊、これは最近読んだという記憶あり、 でももう5年半も前なんだ。当時はなんなんだこれは、彼の 実験小説だと思っていました。 さて、読み直すと、むつかしいことはわかりません。ラブホ もデニーズもコンビニもテレビも現実社会を真正…

読み直す村上春樹その8「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」

1985年6月の発売日に購入、長男が生まれたばかりで そんな時にわくわくしながら読んだ記憶がある。 読み直すシリーズで、ようやくこの本を読み始めてはや2ヶ 月あまり、遅々として進まなかった。「世界の終り」の方に 気持ちが入っていかない。実は前…

すばる3月号「吉田拓郎重松清対談」

文芸誌で作家重松清が吉田拓郎に対談というかインタビューして いるので読む。やはり只のインタビューではない。知らなかった 話や本音を引き出している。こうやって、よいしょ記事や芸能イ ンタビューでないものがもっと出てこないといけない。重松清は え…

白石一文「すぐそばの彼方」

直木賞を取ったのが、何冊も読んだ後だったので 先見の明があったようでうれしい。 これは長編2作目、単行本としては3作目の作品 のようだ。これはいままでで一番好きな作品。わ かりやすい、ダメな男としっかりした女の話。 シチュエーションが作者が体験…

アートゾーン神楽岡「田中恒子ギャラリートーク」

京都のアートゾーン神楽岡ギャラリで、コレクターの 田中恒子先生の講演があったので聴きに行く。 和歌山県立美術館でのコレクション展を見て、とても 感心したので、話を聞きたいと思っていたが、ギャラ リのご尽力でこの機会が設けられてうれしい。 さて、…

佐藤美術館「山本冬彦コレクション展」

山本冬彦氏は昔から有名なコレクターでインターネットでい くらかどんな活動をされているのか知っていたが、著作の新 書がでて、また活動の幅を広げているように感じていたとこ ろ、千駄ヶ谷の佐藤美術館というところでコレクション展を されていることを知…

池澤夏樹「キップをなくして」

池澤の子供向きの小説。切符をなくしたことから はじまる冒険小説かとおもいきや、生と死のこと を子供たちに説明するための話になってしまって、 ワクワク感が途中からなくなってしまった。 まあ、いい小説なんだけね、ちょっと残念。