梅田ガーデンシネマ「ハーブ&ドロシー」

ようやく観たかった映画を、クリスマスイルミネーションが
きれいな新梅田シティの梅田ガーデンシネマへ観に行った。
普通の郵便局勤務の夫と図書館勤務の妻、ハーブとドロシー
が、2000点もの現代アートを収集し、しかもすべて手放
すことなく生活する1LDK?のアパートに保管している。
ニューヨークの現代アートに通じ、有名無名を問わずいいと
思ったものを収集する。それをドキュメンタリーで映画にし
たのは日本の佐々木芽生監督。
コレクターというのはある種の病気、映画でも依存症と云っ
ていたが、それが収集欲が、実は無欲とイコールであり、結
局ナショナルギャラリーに寄贈してしまうのだ。
日本での田中恒子さん、現代アートのコレクターで和歌山県
立美術館に寄贈してしまった、とまったく同じではないか。
ちなみに、私もそう思いなぜ収集するのか、もう飾る場所も
ないのにという疑問に、ドロシーさんは読みおえた本だって
捨てずにとっておくでしょう、同じことでしょうと語った。
この映画の公式HPは、http://herbanddorothy.com/jp/index.html
いい映画だった。こんな地味なドキュメンタリー映画なのに
結構混んでいたのにもびっくり。