2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

-030-フィッツジェラルド「グレート・ギャツビー」

村上春樹いちおしの作品の新訳。 かつて映画館でレッドフォードの「華麗なるギャツビー」を 見ており、そのときもよくわからなかったが、今回はじめて 本を読むことになったが、やはりよくわからなかったと 正直に述べておこう。 話は反れるが、息子が「カラ…

腰痛

で医者へ行った。背筋力をつけるしかないとのこと。

-029-有栖川有栖「有栖の乱読」

変わった名前の推理作家がいることは知っていたが、 大阪出身というのでちょっと興味が湧いて、その自伝的な 本を読んでみる。うーん、やはり小説を読まなければ。 (105)

-028-下保進「第一生命教育部長からの手紙」

エリートサラリーマンから永六輔への近況報告の書簡集。 10年以上前に読んで以来、何度も機会があれば読み返し、 新たな刺激を受けている。茨木のり子ではないが、心の 渇きに水をやりながら育てていく。仕事もきちんとする 会社人間でありながら、音楽や…

-027-下保進「第一生命広報部長からの手紙」

(26)御堂筋:エッチング、ドライポイント

週末に版画教室へ行ってきました。 先回、大阪の風景、中之島を作ったのだが、 今回も大阪シリーズ、御堂筋です。大阪八景で いくのはいいね、題材を考えなくてすむ。 版の大きさは久しぶりに大きくて180×140。 細かく書き込んでみる。もっと書き込んだほうが…

-026-織田作之助「夫婦善哉」

びっくりした。大阪へ引っ越してきて、織田作を読まねばと 思っていたが、読んでみて本当に吃驚。 面白い、スピード感、地名、店名がいたるところに出てくる。 物の値段がどんどん出てくる。いやあ、でも全国区になるのかな。 最後に法善寺横丁の夫婦善哉で…

-025-村上春樹「約束された場所で」

村上春樹の数少ない未読の作品。「アンダーグラウンド」と ともに読もうという意志が働かなかったが、まず先に、 オウム信者の方の話を読む。 ごく普通の人でありながら、世界が小さい、小さな世界へ 入り込んでしまう人たち、入り込まなければ生きていけな…

-024-山本文緒「プラナリア」

最近の女性作家の代表作を順に読んでいくシリーズ、第3作。 世の中を生き難く生きている人たちの心情をテンポある 文章で読ませる。これは一番の共感。とりわけ最後の短編 「あいあるあした」が泣かせる。(105)