2005-10-05 沢木耕太郎「凍」 本 今度の新作は山岳もので、沢木耕太郎もジャンルを広げていくのだ と思いながら「凍」を読む。寝床で4晩かけてゆっくりと読んだが、 3、4晩は夢に見てしまった。それほど壮絶な登攀、なぜゆえに 指をなくしても挑むのか、その答えは簡単な、簡単すぎることだ。 そうなんだろうなと思うしかない。 山野井夫妻のことはまったく知らなかったが、沢木が関心を寄せた 理由はよく分かる。