1961年川島雄三監督作品。
まだどんな映画にもいわれるままに出演
していたのだろう、男相手の商売芸者で
ありながら清潔感漂う美女の風格、声が
また特徴的な。無邪気なのか計算なのか
男をとっかえ弄ぶようで純でもある、こ
れは演出のせいか、若尾文子のキャラか。
山茶花究がいいなあ、子供の頃3×3=9
とは洒落てるなあと思っていた。フラン
キー堺は大物感あるし、いつ出てくるの
だと思っていたら最後に持っていった山
紀章なのか(なわけない)。いやはやこ
れはアブナイ話なのに見事。ラストでほ
んとに二度生まれる、生まれ変われるか、
変われないだろうな、山茶花究がまた出
てくるだろうな、新しく小沢昭一が出て
きたら面白いな。
若尾文子、いい。