「マチネのおわりに」がとてもよかったの
で、次作の「ある男」も期待感があった、
読売文学賞も取ったことだし。
亡くなった夫が誰だったのかわからない、
という主題から、わたしだって何者なのか
と重厚な物語が展開されていく。重層的な
思考が大きなスケール感のある小説になっ
ている。感心し、かつ面白かった。なお、
すこし作者のスタンスを抑えたほうがより
普遍的な作品になったのではと愚考する。
「マチネのおわりに」がとてもよかったの
で、次作の「ある男」も期待感があった、
読売文学賞も取ったことだし。
亡くなった夫が誰だったのかわからない、
という主題から、わたしだって何者なのか
と重厚な物語が展開されていく。重層的な
思考が大きなスケール感のある小説になっ
ている。感心し、かつ面白かった。なお、
すこし作者のスタンスを抑えたほうがより
普遍的な作品になったのではと愚考する。