100分de名著「河合隼雄スペシャル」

4回分録画してあったのをようやく見る。
なかなかまどろっこしい展開で、なんとな
く本で読んだことがあるような内容であっ
たが、第4回で「非個人的関係」というの
に得心がいった。
二人の僧侶が河を渡るとき、女性が河に入
るのを躊躇していたので、一人の僧侶が女
性を抱えて渡り置いてきた、しばらくして
もう一人の僧侶が女性を抱えてはいけなか
ったのではないかと云うので、私はそれは
もう置いてきたのに、おまえはまだ抱いて
いるのかと云った。という逸話から、その
場に集中する、大きな視点で見る、余計に
深くかかわらない、とクライアントへのス
タンスを持つのだと云う。人が世間と関わ
るのに大事な考えなんだろう、「非個人的
関係」か。