色弱7:紹介3

そうだったか、昔はカラーの印刷物はほと

んどなかった。小学校の教科書はモノクロ

だったか、新聞もモノクロだった。カラー

コピーは贅沢だった、会社でカラーコピー

するときはノートに記載するルールだった。

スライドは、名前を忘れたが青地に白抜き

したものだった、テレビもモノクロだった。

ところがいまはカラーが溢れている。自由

にデザインに使われている。いままで自然

界の木や花の色や信号機や黒板のチョーク

くらいのことだったのに、識別しづらいも

のが多数現れるようになったということら

しい。そうなんだな。

この年令になっても、ばくぜんと見にくい

色があるのになにが見にくいのか明確に云

えない。それは昔はそれでなんとかなった

からだ、昔、赤緑色盲だと云うとじゃあ何

色に見えるのという質問にいつも言葉に詰

まった。赤は赤に見えるし、緑は緑に見え

るのだから、それ以上よく考えていなかっ

たし、それを私の中で追求する気持ちもな

かった。

ここへきて、勉強をして明確に云いたいと

思うようになった次第。何が見にくいのか、

ちょっとこうしたら見えるんだけどねと云

えるようになりたい。