椎名誠「シベリア追跡」

シベリア追跡 (集英社文庫)
再読。米原万里が、この椎名誠が大黒屋の足跡を追う
テレビドキュメンタリに通訳として同行していたことを
知り、本に中でどのように登場するか興味を持ち再読
した。そのドキュメンタリをしっかりとまとめたのが
本書で、エッセイにまとめたのが「ロシアにおけるニタ
リノフの便座」である。
米原万里には敬意を払う文章が少し出てくるが、もっと
いろんなことがあったろうに通訳として別扱いしていた
のかほとんど登場しなかった。残念。
ちなみに米原万里も「マイナス50℃の世界」という本を
出しており、椎名は一文を寄せている。立ち読みだけど。